平成30年度第103回薬剤師国家試験の模試

平成30年度第103回薬剤師国家試験の模試

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試験の説明

◆合格基準
1.問題の難易を補正して得た総得点について、平均点と標準偏差を用いた相対基準により設定した得点以上であること
2.必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上であること

◆必須問題試験
・物理、化学、生物(15問)
・衛生(10問)
・薬理(15問)
・薬剤(15問)
・病態、薬物治療(15問)
・法規、制度、倫理(10問)
・実務(10問)

◆一般問題試験
薬学理論問題試験
 ・物理、化学、生物(30問)
 ・衛生(20問)
 ・薬理(15問)
 ・薬剤(15問)
 ・病態、薬物治療(15問)
 ・法規、制度、倫理(10問)

◆薬学実践問題試験
 ・物理、化学、生物(15問)
 ・衛生(10問)
 ・薬理(10問)
 ・薬剤(10問)
 ・病態、薬物治療(10問)
 ・法規、制度、倫理(10問)
 ・実務(85問)

開始時間
現在時間

問1

系の乱雑さを定量的に表す熱力学量はどれか。1つ選べ。

問2

化合物の親水性や疎水性を表す指標となる分配係数の測定において、水と組み合わせて用いられる有機溶媒はどれか。1つ選べ。

問3

硫酸バリウムの飽和水溶液に硫酸ナトリウムを加えるとき、硫酸バリウムの沈殿が生じやすくなる現象に最も関連するのはどれか。1つ選べ。

問4

理想気体の物質量n、圧力p、気体定数R、熱力学温度T、体積V について成立する関係はどれか。1つ選べ。

問5

有効数字を考慮した、2つの測定値1.231と0.32132の和はどれか。1つ選べ。

問6

2-メチルブチル基を表す構造式はどれか。1つ選べ。

問7

不斉中心の立体配置がR 配置であるのはどれか。1つ選べ。

問8

芳香族性を示さないのはどれか。1つ選べ。

問9

亜鉛イオンは、生体内においてルイス酸として重要な役割を果たしている。亜鉛
がとりやすい酸化数はどれか。1つ選べ。

問10

pKa 値が最も小さいカルボン酸はどれか。1つ選べ。

問11

図は、ヒトの心臓の断面と心臓に出入りする血管を示す。1 ~ 5 のうち、肺動脈はどれか。1つ選べ。なお、矢印は血液の流れを示す。

問12

コレステロールの構造はどれか。1つ選べ。

問13

図はヒト染色体を表す。矢印の部分(黒色)に存在する構造の名称はどれか。1つ選べ。

問14

T 細胞が分化・成熟する一次リンパ器官はどれか。1つ選べ。

問15

ヘリコバクター・ピロリが、アンモニアを産生する際に関与する主な酵素はどれか。1つ選べ。

問16

「日本人の食事摂取基準(₂₀₁₅ 年版)」において、生活習慣病の発症及び重症化を予防するために設定されている栄養素の指標はどれか。1つ選べ。

問17

食品中のトリプトファンから生じる腐敗臭の原因物質はどれか。1つ選べ。

問18

冬季に患者発生数がピークになる食中毒の病因物質はどれか。1つ選べ。

問19

母子感染防止事業の徹底により母子感染は激減したが、小児における水平感染が問題となったため、予防接種法における定期接種の対象に新たに加えられたウイルスはどれか。1つ選べ。

問20

業務上疾病のうち、疾病者数が最も多いのはどれか。1つ選べ。

問21

ほ乳動物の体内で、有機リン系農薬マラチオンを代謝して無毒化する酵素はどれか。1つ選べ。

問22

慢性毒性として、成人では貧血、小児では中枢神経障害が問題となるのはどれか。1つ選べ。

問23

微量元素セレンを含む生体防御因子はどれか。1つ選べ。

問24

水道水の水質基準項目のうち、塩素消毒による副生成物でないのはどれか。1つ選べ。

問25

大気中に含まれる物質のうち、環境基本法により環境基準が設定されていないのはどれか。1つ選べ。

問26

Gq タンパク質と共役してホスホリパーゼC を活性化する受容体はどれか。1つ選べ。

問27

長期連用により精神的依存を起こすが、身体的依存は生じにくいのはどれか。1つ選べ。

問28

アドレナリンb2 受容体刺激薬の薬理作用はどれか。1つ選べ。

問29

副交感神経終末から遊離された神経伝達物質の分解を抑制するのはどれか。1つ選べ。

問30

ダントロレンの筋弛緩作用の機序はどれか。1つ選べ。

問31

全身麻酔の導入時に、前投与薬(麻酔前投薬)として使用されない薬物はどれか。1つ選べ。

問32

T 型Ca2+ チャネルを遮断することで抗てんかん作用を示すのはどれか。1つ選べ。

問33

セロトニン5-HT1A 受容体を選択的に刺激することで抗不安作用を示すのはどれか。1つ選べ。

問34

血管平滑筋細胞においてサイクリックAMP(cAMP)を増やすことで血管拡張作用を示すのはどれか。1つ選べ。

問35

バソプレシンV2 受容体を遮断する利尿薬はどれか。1つ選べ。

問36

アザセトロンの制吐作用の機序はどれか。1つ選べ。

問37

副甲状腺細胞のカルシウム受容体(カルシウム感知受容体)を刺激して、パラトルモンの分泌を抑制するのはどれか。1つ選べ。

問38

痛風・高尿酸血症の治療薬のうち、尿路結石を予防する目的で、尿アルカリ化薬が併用されるのはどれか。1つ選べ。

問39

骨粗しょう症治療薬のエルカトニンの作用機序はどれか。1つ選べ。

問40

TNF-α(腫瘍壊死因子-α)の作用を阻害するヒト型可溶性TNF 受容体-Fc 融合タンパク質の生物学的製剤はどれか。1つ選べ。

問41

食事による胃内容排出速度の低下によって、吸収量が増大するのはどれか。1つ選べ。

問42

親水性薬物の経皮吸収における最大の障壁はどれか。1つ選べ。

問43

分布容積が最も大きいのはどれか。1つ選べ。

問44

生体内で主にUDP-グルクロン酸転移酵素で代謝されるのはどれか。1つ選べ。

問45

ヘム鉄に配位することで、CYP3A4 の活性を阻害するのはどれか。1つ選べ。

問46

糸球体ろ過速度に対する腎クリアランスの比がほぼ1に等しいのはどれか。1つ選べ。

問47

肝クリアランスに関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

問48

乳糖粉末の粒子径分布と粒子形状の両方を測定できる方法はどれか。1つ選べ。

問49

ソルビタンモノラウレート(HLB 値=8.6)とポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(HLB 値= 15.0)の等質量混合物のHLB 値として最も近いのはどれか。1つ選べ。HLB:Hydrophile-Lipophile Balance

問50

腸溶性の高分子でないのはどれか。1つ選べ。

問51

日本薬局方において、口腔内で徐々に溶解又は崩壊させ、口腔、咽頭などの局所に適用する口腔用錠剤と規定されているのはどれか。1つ選べ。

問52

日本薬局方で規定されている一般試験法と、その試験法が適用される剤形の組合せとして、正しいのはどれか。1つ選べ。

問53

下に示す包装形態の名称はどれか。1つ選べ。

問54

腹膜透析用剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

問55

経口徐放性製剤の利点として適切なのはどれか。1つ選べ。

問56

肺腺がんの診断に有用な腫瘍マーカーはどれか。1つ選べ。

問57

播種性血管内凝固症候群(DIC)において、著しく低下する検査値はどれか。1つ選べ。

問58

子宮内膜症に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

問59

中枢性尿崩症の治療に関する記述のうち、適切なのはどれか。1つ選べ。

問60

双極性障害の躁状態の症状として誤っているのはどれか。1つ選べ。

問61

アレルギー性鼻炎に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

問62

アトピー性皮膚炎の初期治療として適切なのはどれか。1つ選べ。

問63

白内障に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

問64

関節リウマチに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

問65

重症筋無力症に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

問66

医薬品インタビューフォームに関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

問67

エビデンスの明らかな情報を臨床現場で活用することを目的とし、治療や予防に関する無作為化比較試験のシステマティックレビューなどを収載したものはどれか。1つ選べ。

問68

出血リスクの高い手術を予定されている患者で、手術前7日もしくはそれ以前からの休薬を提案すべきものはどれか。1つ選べ。

問69

妊娠に伴い低下するのはどれか。1つ選べ。

問70

重篤な腎機能障害のある患者に禁忌となっている薬物はどれか。1つ選べ。

問71

法律の規定を実施するため内閣が定めるのはどれか。1つ選べ。

問72

病院が必ず有しなければならない施設はどれか。1つ選べ。

問73

薬局において、登録販売者が販売できるのはどれか。1つ選べ。

問74

医薬品等に係るGVP は何の基準か。1つ選べ。

問75

薬害エイズの原因となった非加熱濃縮血液製剤を用いて治療されていた疾患はどれか。1つ選べ。

問76

国民医療費に含まれるのはどれか。1つ選べ。

問77

臨床試験のうち、少数の健康な成人志願者を被験者として、忍容性、薬物動態などを中心に検討することを目的とするのはどれか。1つ選べ。

問78

治験における被験者候補への説明として、適切でないのはどれか。1つ選べ。

問79

生前に、終末期の延命措置に関することについて、意思表示をしておくことを表す語句として最も適切なのはどれか。1つ選べ。

問80

ヘルシンキ宣言の理念に準拠した基準はどれか。1つ選べ。

問81

皮下注射で投与されるのはどれか。1つ選べ。

問82

添付文書の「警告」や「禁忌」に追加する情報を迅速に伝達するために、厚生労働省の指示のもとに製造販売業者が作成する文書はどれか。1つ選べ。

問83

医療機関において治験責任医師の重要な協力者として治験全体の調整を担うスタッフの名称はどれか。1つ選べ。

問84

(    )に当てはまる最も適切な臨床検査値はどれか。1つ選べ。

がん化学療法などの副作用の1つに骨髄抑制があり、特に(   )が減少する
と、感染症の発症リスクが高くなる。

問85

病棟で保管する以下の薬物を含む注射液のうち、夜間や休日等で必要な注意をする医療従事者がいない場合、保管するロッカーや引き出し等に施錠しなければならないのはどれか。1つ選べ。

問86

27歳女性。現在、妊娠している。感染性膀胱炎と診断された。治療薬として最も推奨されるのはどれか。1つ選べ。

問87

地域包括ケアシステムに関する以下の文の(  )に当てはまるのはどれか。1つ選べ。

団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・(   )・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現していきます。

問88

内視鏡の消毒に使用されるのはどれか。1つ選べ。

問89

眠気が起こることがあるので、自動車運転等、危険作業を行う際に注意するよう指導する必要性が最も低い薬物はどれか。1つ選べ。

問90

次の抗がん薬のうち、調製者の曝露防止のため、閉鎖式の薬物混合器具を使用して調製する必要性が最も低いのはどれか。1つ選べ。

問91

分子間相互作用と、それが支配的に働く現象の組合せとして正しいのはどれか。2つ選べ。

問92

図は一定圧力条件下での水︲塩化ナトリウム二水和物(NaCl・₂H2O)の二成分の状態を表したもの(相図)である。この図に関する記述のうち、正しい記述の組み合わせはどれか。

問93

下のグラフは、可逆(平衡)反応(Ⅰ)、平行(並発)反応(Ⅱ)、連続(逐次)反応(Ⅲ)における反応物、中間体及び生成物の濃度と時間の関係を表している。素反応がいずれも反応速度定数k1 ~ k6 の一次反応であるとき、反応Ⅰ~Ⅲに関する記述のうち、正しい記述の組み合わせはどれか。

問94

図はタンパク質中のペプチド結合を表したものである。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

問95

分子の振動、回転、電子遷移に伴う、分子のエネルギー準位間の遷移と電磁波の吸収及び散乱に関する記述のうち、正しい記述の組み合わせを選べ。

問96

0.01mol/L 塩化アンモニウム水溶液のpH に最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、アンモニアのpKb を4.70、水のイオン積Kw を1.00×10-14(mol/L)2 とする。

問97

生理食塩液は、塩化ナトリウムを0.9w/v%含む等張液である。日本薬局方「生理食塩液」中の塩化ナトリウム(式量:58.44)の定量法に関する記述のうち、正しい記述の組み合わせはどれか。

「本品20mL を正確に量り、水30mL を加え、強く振り混ぜながら0.1mol/L 硝酸銀液で滴定する(指示薬: (  A   ) 試液3滴)。」

問98

日本薬局方で確認試験が適用される対象医薬品、使用する試液、確認試験の結果の組合せとして正しいのはどれか。

問99

以下は日本薬局方アセトアミノフェンの純度試験(液体クロマトグラフィー)の記述の一部である。次の記述のうち、正しい記述の組み合わせはどれか。

問100

図は、ある酸素化学種の分子軌道のエネルギー準位と電子配置を模式的に表したものである。この酸素化学種はどれか。1つ選べ。

問101

化合物Aの最も安定な立体配座に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

問102

以下の反応で得られる化合物の酸素原子アに関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

問103

下式に示した、光学的に純粋な化合物Aと水とのSN1 反応に関する記述のうち、正しい組み合わせはどれか。

問104

ジクロロメタンを溶媒として、同じ物質量の塩化ベンゾイルとベンジルアミンとを室温で反応させたところ、塩化ベンゾイルのほぼ半量が生成物に変化したところで反応が停止した。この反応を再度行うにあたって、反応条件を改善して、塩化ベンゾイルのほぼ全量を生成物に変換したい。改善方法として適切なのはどれか。正しい組み合わせはどれか。

問105

図は、タンパク質加水分解酵素キモトリプシンの酵素活性部位における相互作用を模式的に示したものである。この図に関する記述のうち、正しい組み合わせはどれか。

問106

生体において解糖や糖新生は、アルドラーゼにより触媒される可逆過程(アルドール反応及び逆アルドール反応)を含む。Aの構造式として正しいのはどれか。1つ選べ。ただし、構造式はすべて鎖状構造を示している。

問107

図は、ある化合物の1H-NMR スペクトル(300MHz、CDCl3、基準物質はテトラメチルシラン(TMS))である。この化合物の構造式はどれか。1つ選べ。なお、イのシグナルは一重線であり、エのシグナルはヒドロキシ基のプロトンに由来する。

問108

天然物A~Eの生合成に関する記述のうち、正しい組み合わせはどれか。

問109

生薬の基原と用途に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問110

図は、腎臓のネフロンの概略を示している。健常人の腎臓における体液調節に関与する部位ア~オについての記述のうち、正しいのはどれか。

問111

呼吸器に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

問112

図に示す正常ヒト体細胞の細胞周期に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問113

図に示すグリコーゲン代謝及び解糖系(一部)に関する記述のうち、正しい記述の組み合わせはどれか。

問114

ヒトにおけるプリンヌクレオチドの分解過程に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問115

あるDNA の塩基配列をジデオキシ法により解析し、図のような実験結果を得た。また、表(制限酵素一覧)を参照して、その配列中の制限酵素部位の同定を行った。

【ジデオキシ法の原理】
DNA ポリメラーゼによる相補鎖DNA 合成の際に、その基質である4種類のデオキシリボヌクレオチド三リン酸(dNTP:N はA、G、C 又はT)に加え、4種類のジデオキシリボヌクレオチド三リン酸(ddNTP:N はA、G、C 又はT)のうち、それぞれ1 種類だけを用いて特異的にDNA 合成を停止させる。その結果、A、G、C 又はT で特異的に終わる様々な長さのDNA 断片が合成され、これら断片をポリアクリルアミドゲル電気泳動により分離することで、DNA の塩基配列を解読できる。

【実験方法】
鋳型DNA 鎖にプライマーDNA 断片を結合させ、dATP、dGTP 及びdTTP と放射性同位体元素で標識したdCTP を加えた。この反応溶液にddATP、ddGTP、ddCTP 又はddTTP を別々に加えて、標識相補鎖DNA を合成した。次にこれら4種類の反応溶液をポリアクリルアミドゲル電気泳動に供じた。泳動後、乾燥したゲルをX 線フィルムに密着させ、-80 ℃で一晩放置した。

【実験結果】
DNA 断片は放射標識されていることから、X 線フィルム上ではしご階段状の泳動像(オートラジオグラフィー)として検出された(図)。

X 線フィルム上で解読したDNA 配列及び実験方法に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問116

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問117

結核菌に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問118

サイトカインに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

問119

未知タンパク質Xを分離精製し、その特性を解析した。

タンパク質Xを含む細胞抽出液(試料ア)をドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS-PAGE)及びサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)により分析した。SDS-PAGE に際し、試料アにSDS と2-メルカプトエタノールを添加して前処理した(試料イ)。図1のレーンAは分子量が25kDa、35kDa、40kDa、55kDa の4種の分子量マーカータンパク質を示し、レーンBは試料イを分離したときの泳動結果である。図2は精製したタンパク質X溶液(試料ウ)と上記の4種の分子量マーカータンパク質を混合して分離したときのクロマトグラムである。以下の記述のうち、正しいのはどれか。

問120

未知タンパク質Xを分離精製し、その特性を解析した。

精製したタンパク質Xは単量体で酵素活性をもち、その活性発現には補因子を必要としないことが判明した。次に、タンパク質Xに対する1種類のモノクローナル抗体(anti-X)をマウスを用いて作製した。タンパク質Xの酵素活性、抗体作製及び細胞内局在の解析に関する記述のうち、正しいのはどれか。ただし、精製の過程で酵素活性が失われることはなかった。

問121

交通事故により顔面を損傷し食事を経口摂取できない入院患者(20歳男性、60kg、基礎疾患なし)に、高カロリー輸液を行うことになった。身動きできないので身体活動レベルは1.2と評価された。グルコースのみでエネルギー補給する場合、1日に必要と推定されるグルコース量(g)はどれか。1つ選べ。ただし、20歳の男性の基礎代謝基準値を25.0kcal/kg 体重とする。

問122

食品のメイラード反応に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

問123

油脂の変敗に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問124

食中毒に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問125

表は、我が国における1995年と2015の年齢三区分別人口構成割合及び2035年における予測値を示したものである。以下の記述のうち、正しいのはどれか。

問126

図は、1955年から2015年までの全悪性新生物及び部位別にみた悪性新生物の年齢調整死亡率の年次推移を示したものである。A~Fは、乳房、肺(気管、気管支及び肺)、胃、肝臓、大腸及び子宮のいずれかに対応している。これらの年次推
移に関する記述のうち、適切なのはどれか。正しい記述の組み合わせを選べ。

問127

表は、福岡県の久山町研究において65歳以上の住民826名を₁15年間追跡し、65歳の時点での高血圧と耐糖能異常が、その後の脳血管性認知症とアルツハイマー病の発症に及ぼす影響について調べたものである。この結果から導き出される結論として誤っている組み合わせはどれか。

問128

予防接種に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問129

我が国における性感染症に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問130

平成26年の特定化学物質等障害予防規則(特化則)の改正により、クロロホルムが特定化学物質に指定され、ベンゼンなどの発がん物質と同様の管理が必要となった。クロロホルムを扱う作業者の労働衛生管理に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問131

グルクロン酸抱合に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問132

以下に構造を示す2-アセチルアミノフルオレンの代謝と発がんに関する記述のうち、正しいのはどれか。

問133

アセチルコリンエステラーゼ阻害作用を示す農薬として、我が国で用いられているのはどれか。

問134

ある野菜から農薬Aが0.020ppm(0.020mg/kg)検出された。この農薬Aの毒性試験データを下に示す。体重20kg の子供が1日にこの野菜を10g食べたとき、子供が摂取した農薬Aの量は、この農薬の許容一日摂取量(ADI)の何%に相当するか。最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、安全係数を100とする。

問135

表は、放射性物質131I、134Cs、137Cs 及び90Sr の物理学的半減期並びに成人における生物学的半減期を示している。これらの放射性物質に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問136

食物連鎖及び生物濃縮に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問137

水道原水の塩素要求量を求めるために、純水及び試料に同量の次亜塩素酸塩を添加し、暗所で一定時間放置後にジエチル-ρ-フェニレンジアミン(DPD)法によって残留塩素を比色定量したところ、表の結果が得られた。この結果から求められるこの水道原水の塩素消費量(mg/L)と塩素要求量(mg/L)として、最も適切な数値の組合せはどれか。

問138

富栄養化とその対策に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問139

表は、1999~2014年度における、ある大気汚染物質Aの年平均値(昼間の日最高1 時間値の年平均値)及び環境基準達成率を示している。大気汚染物質Aに関する記述のうち、正しいのはどれか。

問140

室内換気の重要な指標である二酸化炭素に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問141

調剤された薬剤に関する情報提供及び指導についての薬局開設者の義務として、誤っているのはどれか。

問142

毒薬又は劇薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問143

指定薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問144

薬剤師の業務に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問145

麻薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問146

向精神薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問147

特定毒物の取扱いに関する記述のうち、正しいのはどれか。

問148

新薬Aと既存薬Bの費用と効果に関する調査を行い、表に示す結果を得た。費用効用分析により求められる既存薬Bに対する新薬Aの増分費用効果比(ICER)として、正しい値(万円/QALY)はどれか。

問149

治験審査委員会が満たすべき要件として、誤っているのはどれか。

問150

60歳男性。会社の健康診断で胃にポリープが見つかり、近くの総合病院で精密検査したところ悪性との診断を受け、胃の全摘手術を受けた。退院₂ 週間後に外来を受診したところ、「食欲もなく、なかなか体力が戻らない。休職して自宅で療養している。治療にお金がかかり経済的にも厳しい。」と落ち込んだ様子だった。この男性の体験を表す言葉として最も適しているのはどれか。1つ選べ。

問151

筋細胞に存在する異なった標的分子に働き、収縮又は弛緩に対して協力的に作用する薬物の組合せはどれか。

問152

交感神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問153

糖尿病治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問154

統合失調症治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問155

不整脈治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問156

本態性高血圧治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問157

呼吸器系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問158

消化器に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問159

播種性血管内凝固症候群(DIC)の治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問160

非ステロイド性抗炎症薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問161

抗菌薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問162

抗ウイルス薬の作用機序に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問163

がんのホルモン療法薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問164

抗悪性腫瘍薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問165

図は、カテコールアミンの生合成・代謝経路を示している。ただし、A~Eは化合物を、ア~エは酵素を示している。パーキンソン病治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問166

トランスポーターを介した薬物輸送に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問167

薬物の消化管吸収とバイオアベイラビリティに関する記述のうち、正しいのはどれか。

問168

薬物の血漿タンパク結合、組織結合及び分布容積に関する記述のうち、誤っているのはどれか。
ただし、定常状態における血漿中非結合形薬物濃度と組織中非結合形薬物濃度は等しいものとする。

問169

Poor metabolizer(PM)において薬効が低下する薬物と代謝酵素の組合せとして正しいのはどれか。

問170

腎排泄に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問171

経口投与時において、薬物Aの体内動態に薬物Bの併用が及ぼす影響として正しい組み合わせはどれか。

問172

各グラフの実線は、肝でのみ消失する薬物を経口投与したときの血中濃度推移を表す。肝固有クリアランスが2倍に増加したときの血中濃度推移(破線)を表す最も適切なグラフはどれか。1つ選べ。ただし、この薬物の肝での消失は血流律速で、well-stirred model に基づくものとする。

問173

ある薬物100mgを被験者に急速静脈内投与した後に血中濃度及び尿中排泄量を測定したところ、未変化体の血中濃度時間曲線下面積(AUC)は1.0mg・h/L、代謝物の尿中総排泄量は20mg(未変化体換算量)であった。一方、この薬物200mgを同一患者に経口投与したときのAUC は0.8 mg・h/L であった。この薬物の体内動態の説明として誤っているのはどれか。1つ選べ。ただし、この薬物は肝代謝及び腎排泄でのみ消失し、代謝物は全て尿中に排泄されるものとする。また、体内動態は線形性を示し、肝血流速度は80L/h とする。

問174

固形製剤中における医薬品の分子集合体の性質に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問175

医療用活性炭の品質管理を目的として、ガス吸着法による比表面積測定を行った。試料2.0g に対する窒素ガスの単分子吸着量が3.0×10⁻² mol であったとき、この試料の比表面積(m²/g)に最も近い値はどれか。
ただし、アボガドロ定数を6.0×10²³mol-⁻¹、窒素分子の分子占有断面積を1.6×10⁻¹⁹ m² とする。

問176

高分子の構造と性質に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問177

図の固形製剤の製造工程に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問178

油相に水相を常温で撹拌しながら徐々に加え、o/w 型のクリーム剤を調製したい。調製している溶液の粘度変化を表すグラフとして最も適切なのはどれか。1つ選べ。

問179

薬物とその効果等を向上させる目的及び目的を達成するために実用化されている薬物送達システム(DDS)の組合せとして、正しい組み合わせどれか。

問180

医薬品の製造管理及び品質管理に関する基準(GMP)に関連する記述のうち、正しい組み合わせはどれか。

問181

浮腫に関する記述のうち、誤っているのはどれか。

問182

65歳女性。脳血管疾患の既往無し。数年前より軽度認知障害があり、CT 検査で大脳皮質の萎縮が認められ、アルツハイマー病と診断された。下記の処方で服薬は正しくなされていた。最近、見当識障害や判断能力が悪化し、日常生活に介助が必要となることが多くなったため、心配した家族に同伴されて病院を受診した。本患者の今後の薬物治療方針として正しいのはどれか。

(処方)
ドネペジル塩酸塩錠5mg1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後28日分

問183

ネフローゼ症候群の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問184

40歳女性。丸顔と中心性の肥満を伴った高血圧症と糖尿病の患者。二次性高血圧の精査のため受診したところ、早朝空腹時の血中ACTH とコルチゾールの高値を認めた。そこで入院の上、就寝前に0.5mg のデキサメタゾンを内服して翌朝の血中コルチゾールを測定したところ12μg/dL であった。翌日、就寝前に8mg のデキサメタゾンを内服して、その翌朝に血中コルチゾールを測定すると3μg/dL であった。

本症例の病態として適切なのはどれか。

問185

てんかんとその治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問186

8歳男児。学校の授業中に先生の話を聞いていない。着席しても落ち着かず、離席もあり、集中できず、ミスが多く、忘れっぽい。休み時間に大声を出したり、動き回ったりし、順番を待つことができない。知能は正常であるが周囲の子ども達となじめず、親が心配して病院を受診させたところ、注意欠陥・多動性障害と診断された。

この疾患の病態及び薬物療法に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問187

じん麻疹及び薬疹に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問188

全身性エリテマトーデス(SLE)に関する記述のうち、誤っているのはどれか。

問189

76歳女性。長期入院中。ベッド接触面の皮膚に、圧迫しても消退しない限定的な発赤ができている。本患者に対する治療として提案すべきことはどれか。

問190

医薬品リスク管理計画(Risk Management Plan:RMP)に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問191

抗不整脈薬投与患者で低血糖の症例をしばしば経験した薬剤師が、自施設の患者における抗不整脈薬の服用と低血糖の発症との関連性を調査した。低血糖発症患者(n=90)と、年齢及び性別でマッチングした低血糖非発症患者(n= 450)を選択して、過去1年間のカルテを調査した。対象患者における抗不整脈薬A、B、Cの処方の有無を調査した結果を表に示す。

次の記述のうち、正しいのはどれか。

問192

医師から「2型糖尿病患者に脂質異常症治療薬Aを投与した際の、動脈硬化性疾患に対する予防効果(心血管疾患予防)について教えてほしい」と問合せがあった。薬剤師が文献調査をした結果、動脈硬化性疾患の既往歴がない2型糖尿病患者(40~75歳)を、「A投与群」又は「A非投与群」の2群に無作為に割付し、心血管死、脳血管障害、急性冠症候群などの動脈硬化性の心血管イベントの発症率を比較した論文を得ることができた。平均追跡期間は5年で、図に示した結果が得られている。

得られた論文の批判的吟味に関する記述のうち、適切なのはどれか。

問193

医師から「2型糖尿病患者に脂質異常症治療薬Aを投与した際の、動脈硬化性疾患に対する予防効果(心血管疾患予防)について教えてほしい」と問合せがあった。薬剤師が文献調査をした結果、動脈硬化性疾患の既往歴がない2型糖尿病患者(40~75歳)を、「A投与群」又は「A非投与群」の2群に無作為に割付し、心血管死、脳血管障害、急性冠症候群などの動脈硬化性の心血管イベントの発症率を比較した論文を得ることができた。平均追跡期間は5年で、図に示した結果が得られている。

データ解析方法に関する文中の[ ]に入る適切な語句はどれか。

心血管イベント発症までの時間曲線をカプラン・マイヤー法で推定し、[  ]を用いてハザード比とその95%信頼区間を推定した。

問194

薬物代謝酵素の遺伝子多型に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問195

薬物の乳汁移行に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問196

68歳男性。慢性腎不全にて入院中。今回とこれまでの血液検査の結果から、eGFR の低下が認められたため、クレメジン®細粒分包2g(注)が追加となり、薬剤師に服薬説明の依頼があった。
(注: 1包中に球形吸着炭2gを含有する)

球形吸着炭は、その表面に種々の物質を吸着することができる。本薬物の吸着現象に関する記述のうち、正しい組み合わせはどれか。

問197

68歳男性。慢性腎不全にて入院中。今回とこれまでの血液検査の結果から、eGFR の低下が認められたため、クレメジン®細粒分包2g(注)が追加となり、薬剤師に服薬説明の依頼があった。
(注: 1包中に球形吸着炭2gを含有する)

患者は本製剤を服用するのが初めてである。服薬説明として誤っているのはどれか。

問198

83歳男性。高齢者介護施設に入所しているが、肺炎のため入院となった。
入院時、仙骨部に褥瘡が認められたことから、褥瘡ケアチームが対応した。感染の可能性がある黄色の浸出液が多かったため、精製白糖・ポビドンヨード配合軟膏を滅菌ガーゼに塗布し、創部への貼付処置をした。1週間後、褥瘡の診断を行ったところ、黄色の浸出液はなくなり、一部が黒色化した壊死組織と褥瘡部分の両方に乾燥傾向が認められた。

褥瘡ケアチームによる壊死組織に対する治療方針として最も適切なのはどれか。

問199

83歳男性。高齢者介護施設に入所しているが、肺炎のため入院となった。
入院時、仙骨部に褥瘡が認められたことから、褥瘡ケアチームが対応した。感染の可能性がある黄色の浸出液が多かったため、精製白糖・ポビドンヨード配合軟膏を滅菌ガーゼに塗布し、創部への貼付処置をした。1週間後、褥瘡の診断を行ったところ、黄色の浸出液はなくなり、一部が黒色化した壊死組織と褥瘡部分の両方に乾燥傾向が認められた。

軟膏剤やクリーム剤は流体としての性質をもつ。図は流体におけるせん断応力(S)とせん断速度(D)の関係を表したグラフである。次の記述のうち、正しいのはどれか。

問200

70歳男性。人間ドックにて糖尿病の疑いを指摘されて受診し、2型糖尿病と診断された。現在、以下の処方で治療中である。

(処方)
シタグリプチンリン酸塩水和物錠50mg
酸化マグネシウム
1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 30日分
1回1g(1日3g)
1日13 朝昼夕食後 30日分

検査値: Scr 1.4mg/dL、空腹時血糖値96mg/dL、HbA1c5.8%  血清マグネシウム値6.5mg/dL

検査値から考えたとき、今後、特に留意すべき症状はどれか。

問201

70歳男性。人間ドックにて糖尿病の疑いを指摘されて受診し、2型糖尿病と診断された。現在、以下の処方で治療中である。

(処方)
シタグリプチンリン酸塩水和物錠50mg
酸化マグネシウム
1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 30日分
1回1g(1日3g)
1日13 朝昼夕食後 30日分

検査値: Scr 1.4mg/dL、空腹時血糖値96mg/dL、HbA1c5.8%  血清マグネシウム値6.5mg/dL

血清マグネシウムの測定法に関する記述のうち、正しい組み合わせはどれか。

問202

69歳女性。関節リウマチと診断され、抗リウマチ薬を服用中である。関節症状は改善傾向であった。数日前より発熱、乾性咳が出現し、本日、呼吸困難症状が出現したため緊急入院となった。胸部X 線CT 画像検査の結果、広範なモザイク状のすりガラス陰影が確認された。

薬物の副作用として最も疑われる疾患名はどれか。

問203

69歳女性。関節リウマチと診断され、抗リウマチ薬を服用中である。関節症状は改善傾向であった。数日前より発熱、乾性咳が出現し、本日、呼吸困難症状が出現したため緊急入院となった。胸部X 線CT 画像検査の結果、広範なモザイク状のすりガラス陰影が確認された。

実施した画像検査に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問204

インフルエンザ流行時には、多くの患者が診察に訪れ、判定用キットによる検査が行われる。

図はインフルエンザウイルス抗原を測定するためのイムノクロマトグラフィーの原理を表している。本法に関する記述のうち、誤っているのはどれか。

問205

インフルエンザ流行時には、多くの患者が診察に訪れ、判定用キットによる検査が行われる。

あるインフルエンザ判定用キットは、表のような結果を与えた。
このキットの感度と特異度の組合せとして正しいのはどれか。

問206

35歳女性。かぜの症状緩和のため、一般用医薬品を購入する目的で薬局を訪れた。患者情報及び相談内容は以下のとおりであった。

症状: 筋肉・関節の痛み、肩こり、鼻水、くしゃみ、のどの痛み、せきの順に症状がつらい。
治療中 の疾患:現在なし。
相談事 項:明日、社内健康診断で血液検査と尿検査をする。以前、総合感冒薬を飲んだときに尿の色が鮮やかな黄色になったことがある。明日の尿検査の際、採尿カップ内の尿に色が着くと恥ずかしいので、尿に目立った色が着かないかぜ薬を希望する。

この患者に合わせた一般用医薬品を選択するにあたり、必要な成分の組合せとして以下の4成分を考えた。成分A 及び成分B として適切な組み合わせはどれか。

問207

35歳女性。かぜの症状緩和のため、一般用医薬品を購入する目的で薬局を訪れた。患者情報及び相談内容は以下のとおりであった。

症状: 筋肉・関節の痛み、肩こり、鼻水、くしゃみ、のどの痛み、せきの順に症状がつらい。
治療中 の疾患:現在なし。
相談事 項:明日、社内健康診断で血液検査と尿検査をする。以前、総合感冒薬を飲んだときに尿の色が鮮やかな黄色になったことがある。明日の尿検査の際、採尿カップ内の尿に色が着くと恥ずかしいので、尿に目立った色が着かないかぜ薬を希望する。

この患者は以前に総合感冒薬で尿の着色を経験している。その原因と考えられる化合物はどれか。1つ選べ。なお、一般に、長い共役系を有する化合物は可視領域の光を吸収する。

問208

78歳女性。高血圧症とパーキンソン病で処方1を服用していた。パーキンソン病症状のコントロールが困難になったため、新たに処方2が追加された。

本症例において処方2が追加された原因として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。

問209

以下に示すA~Cはセレギリン、レボドパ又はカルビドパのいずれかである。これらの医薬品に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問210

6歳男児。体重20kg。身長120cm。扁桃炎と診断され、この男児の処方箋を、母親が薬局に持参した(処方1)。

(処方1)
セフジニル細粒10%1回0.5g(1日1.5g)
1日3回 朝昼夕食後 5日分

セフジニル細粒10%の添付文書には、「通常、小児に対してセフジニルとして1日量9 ~18 mg(力価)/kg を3回に分割して経口投与する」と記載されている。
お薬手帳を確認したところ、男児は鉄欠乏性貧血で溶性ピロリン酸第二鉄を服用していることが判明した(処方2)。

(処方2)
溶性ピロリン酸第二鉄シロップ5% 1回4mL(1日12mL)
1日3回 朝昼夕食後 14日分

セフジニルは鉄イオンに配位し、キレートを形成する。矢印で示したセフジニルの原子のうち、鉄イオンに最も配位しにくいのはどれか。

問211

6歳男児。体重20kg。身長120cm。扁桃炎と診断され、この男児の処方箋を、母親が薬局に持参した(処方1)。

(処方1)
セフジニル細粒10%1回0.5g(1日1.5g)
1日3回 朝昼夕食後 5日分

セフジニル細粒10%の添付文書には、「通常、小児に対してセフジニルとして1日量9 ~18 mg(力価)/kg を3回に分割して経口投与する」と記載されている。
お薬手帳を確認したところ、男児は鉄欠乏性貧血で溶性ピロリン酸第二鉄を服用していることが判明した(処方2)。

(処方2)
溶性ピロリン酸第二鉄シロップ5% 1回4mL(1日12mL)
1日3回 朝昼夕食後 14日分

本症例に対し、薬剤師が行う対応の中で適切なのはどれか。

問212

85歳女性。再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の治療を受けている。この患者の処方箋を、家族が薬局に持参した。

(処方)
オメプラゾール錠10mg 1回 1錠( 1日 1錠)
1日1回 夕食後 14日分

家族より、最近飲み込む力が弱まり服用の際に苦労しているので、薬が飲みやすくなる方法はないかとの相談を受けた。

薬剤師の対応として、適切なのはどれか。

問213

85歳女性。再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の治療を受けている。この患者の処方箋を、家族が薬局に持参した。

(処方)
オメプラゾール錠10mg 1回 1錠( 1日 1錠)
1日1回 夕食後 14日分

家族より、最近飲み込む力が弱まり服用の際に苦労しているので、薬が飲みやすくなる方法はないかとの相談を受けた。

オメプラゾールが薬理作用を示す際の生体内における変化(A~D)に関する記
述のうち、正しい組み合わせはどれか。

問214

54歳女性。再発転移性乳がんに対する化学療法としてドセタキセル・シクロホスファミド療法(4コース)を外来通院で行っている。2コース目で手指のしびれと痛みを訴えたため、牛車腎気丸エキス顆粒とブシ末の処方が追加された。

(追加処方)
牛車腎気丸エキス顆粒 1回 2.5g( 1日7.5g)
ブシ末 1回 0.5g( 1日 1.5g)
1日3回朝昼夕食前 14日分

追加処方の副作用として注意が必要な症状はどれか。

問215

54歳女性。再発転移性乳がんに対する化学療法としてドセタキセル・シクロホスファミド療法(4コース)を外来通院で行っている。2コース目で手指のしびれと痛みを訴えたため、牛車腎気丸エキス顆粒とブシ末の処方が追加された。

(追加処方)
牛車腎気丸エキス顆粒 1回 2.5g( 1日7.5g)
ブシ末 1回 0.5g( 1日 1.5g)
1日3回朝昼夕食前 14日分

前問において副作用の主な原因となる生薬は、日本薬局方に収載されている。こ
の生薬に関する記述のうち、正しい組み合わせはどれか。

問216

45歳女性。4年前、2型糖尿病と診断され、グリメピリド錠とボグリボース錠による薬物治療を開始した。最近の検査の結果より、主治医は以下の薬剤を追加した。患者はその処方箋を薬局に持参した。

(処方)
イプラグリフロジンL-プロリン錠50mg 1回 1錠( 1日 1錠)1日 1回 朝食後 14日分

追加されたイプラグリフロジンは、Na+/グルコース共輸送体(SGLT)のうち、SGLT2 の選択的阻害薬である。SGLT 及びグルコース輸送体(GLUT)によるグルコース輸送に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問217

50歳男性。糖尿病(グリメピリド錠にて加療中)。10年前にS 状結腸がんⅠ期T1軽度浸潤と診断され、内視鏡的粘膜切除術(EMR)を受けた。定期検診のため、かかりつけ医を受診し、以下の投薬指示が出された。

(投薬)
経口腸管洗浄剤(注) 1袋( 1袋を水に溶解して約 2L とし、溶解液とする)
前日21時より絶食し、検査当日7時より溶解液2L を1時間あたり約1L の速度で経口投与。

この経口腸管洗浄剤は等張な電解質溶液であり、大腸の機能を利用した薬剤である。大腸の機能に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問218

50歳男性。糖尿病(グリメピリド錠にて加療中)。10年前にS 状結腸がんⅠ期T1軽度浸潤と診断され、内視鏡的粘膜切除術(EMR)を受けた。定期検診のため、かかりつけ医を受診し、以下の投薬指示が出された。

(投薬)
経口腸管洗浄剤(注) 1袋( 1袋を水に溶解して約 2L とし、溶解液とする)
前日21時より絶食し、検査当日7時より溶解液2L を1時間あたり約1L の速度で経口投与。

この経口腸管洗浄剤を服用するにあたり、患者に対して薬剤師が服薬指導する内容として、適切なのはどれか。

問219

48歳女性。既往歴 乳がん、StageⅠ。2年前の術後より再発予防の目的で以下の処方にてホルモン療法を受けている。

(処方)
タモキシフェン錠 20mg 1回 1錠( 1日 1錠)1日 1回 朝食後 90日分

タモキシフェンの代謝に関わるCYP2D6 には、その酵素活性に変化をきたす遺伝子多型が多数知られている。図はその一部の多型と乳がん術後タモキシフェンの単剤治療症例における無再発生存率との関連性を示している。遺伝子多型に関する記述及び図の解釈として、誤っているのはどれか。1つ選べ。

問220

48歳女性。既往歴 乳がん、StageⅠ。2年前の術後より再発予防の目的で以下の処方にてホルモン療法を受けている。

(処方)
タモキシフェン錠 20mg 1回 1錠( 1日 1錠)1日 1回 朝食後 90日分

この患者は、最近、精神的に不安定となり、不安発作が頻回になった。本症状の改善のための処方追加を検討するにあたり、タモキシフェンとの併用の観点から問題となる薬物について医師から問い合わせがあった。本症例に対して併用を注意すべき薬物はどれか。

問221

50歳男性。薬局に処方箋とお薬手帳を持参した。初回面談の際、屋外でのスポーツやレジャーに使用する日焼け止めの相談があった。この男性は、今まで日
焼け止めを使用したことがなく、海水浴の後は肌が赤くなり、ほてりや痛みを感じ、水疱ができるとのことであった。

紫外線が皮膚に及ぼす影響を考慮し、薬剤師がこの男性に説明する内容として、適切でないのはどれか。1つ選べ。
なお、薬局では下記の商品①~④を取りそろえている。SPF(Sun Protection Factor)及びPA(Protection Grade of UVA)は紫外線防止の指標であり、その効果を数字及び記号(+)で表している。

問222

50歳男性。薬局に処方箋とお薬手帳を持参した。初回面談の際、屋外でのスポーツやレジャーに使用する日焼け止めの相談があった。この男性は、今まで日焼け止めを使用したことがなく、海水浴の後は肌が赤くなり、ほてりや痛みを感じ、水疱ができるとのことであった。

この男性が海水浴の際に経験した皮膚症状を含め、日焼けに関する記述のうち、正しいのはどれか。
なお、薬局では下記の商品①~④を取りそろえている。SPF(Sun Protection Factor)及びPA(Protection Grade of UVA)は紫外線防止の指標であり、その効果を数字及び記号(+)で表している。

問223

50歳男性。薬局に処方箋とお薬手帳を持参した。初回面談の際、屋外でのスポーツやレジャーに使用する日焼け止めの相談があった。この男性は、今まで日焼け止めを使用したことがなく、海水浴の後は肌が赤くなり、ほてりや痛みを感じ、水疱ができるとのことであった。

この男性が持参したお薬手帳には、ケトプロフェンにて光線過敏症を起こしたことがあるとの記載があった。この男性が持参した処方箋に1 ~ 5 のいずれかの薬剤が記載されていた場合に、ケトプロフェンと同様に光線過敏症を引き起こす可能性があり、注意を要する医薬品はどれか。

問224

光線過敏症に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問225

74歳女性。年齢を考えるとそろそろ骨がもろくなり、寝たきりになるのではないかと心配になった。

この女性が薬局を訪れ、サプリメントの摂取について相談した。薬局に取りそろえている以下の成分を含むサプリメントのうち、カルシウム(Ca)のほかに摂取する成分として優先度が高いのはどれか。

問226

74歳女性。年齢を考えるとそろそろ骨がもろくなり、寝たきりになるのではないかと心配になった。

この女性に「骨粗しょう症は加齢とともに骨がもろくなり、進行しやすい病気なので、無理のない軽い運動を心がけてください」と指導した。この指導の根拠となる骨のリモデリングに関する記述のうち、正しいのはどれか。

問227

74歳女性。年齢を考えるとそろそろ骨がもろくなり、寝たきりになるのではないかと心配になった。

1ヶ月後、この女性が全身倦怠感を覚え、近医を受診したところ、血清Ca 濃度10.0mg/dL、血清アルブミン濃度3.0g/dL であった。なお、補正血清Ca 濃度は、血清Ca 濃度と血清アルブミン濃度から次の式で算出される。以下の記述のうち、正しいのはどれか。

補正血清Ca 濃度(mg/dL)= 血清Ca 濃度+[4-(血清アルブミン濃度)]
補正血清Ca 濃度の基準値:8.4~ 10.2mg/dL

問228

骨の構成成分であるCa に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問229

65歳男性。長期にわたるアルコール依存症と診断されて、入院治療中。食事が摂れず栄養不良の状態であったが、さらに担当看護師より、眼球運動の異常やふらつき、意識障害が確認されるようになったと報告があった。この患者の症状の原因としてビタミン欠乏の可能性が考えられた。

この患者で欠乏し、症状の原因となっている可能性が最も高いビタミンはどれか。

問230

65歳男性。長期にわたるアルコール依存症と診断されて、入院治療中。食事が摂れず栄養不良の状態であったが、さらに担当看護師より、眼球運動の異常やふらつき、意識障害が確認されるようになったと報告があった。この患者の症状の原因としてビタミン欠乏の可能性が考えられた。

この患者の症状の原因となっている可能性が最も高いビタミンに関する記述のうち、正しいのはどれか。

問231

75歳女性。肺炎にて入院後、喀痰検査にてMRSA が原因菌と判断された。バンコマイシンにて治療を開始したが改善が認められず、アルベカシンに変更した。変更後も治療効果が認められず、さらに腎機能も低下していたことから、他の薬物の選択をICT(感染制御チーム)で検討することになった。

薬剤師が提案する薬物として、最も適切なのはどれか。

問232

75歳女性。肺炎にて入院後、喀痰検査にてMRSA が原因菌と判断された。バンコマイシンにて治療を開始したが改善が認められず、アルベカシンに変更した。変更後も治療効果が認められず、さらに腎機能も低下していたことから、他の薬物の選択をICT(感染制御チーム)で検討することになった。

MRSA 及びその感染症に関する記述のうち、正しいのはどれか。

*感染症法:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律

問233

2月のインフルエンザが流行している時期に、6歳の娘が体調を崩したと母親が薬局を訪れた。患者は、咳が出て、38.0℃の熱があり、筋肉痛と倦怠感を訴えているとのことであった。

薬局の薬剤師の対応として適切なのはどれか。

問234

2月のインフルエンザが流行している時期に、6歳の娘が体調を崩したと母親が薬局を訪れた。患者は、咳が出て、38.0℃の熱があり、筋肉痛と倦怠感を訴えているとのことであった。

インフルエンザに関する記述のうち、誤っているのはどれか。

*感染症法:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律

問235

55歳男性。身長160cm。体重70kg。会社の事務職をしており、日頃運動不足である。会社の定期健康診断で、HbA1c 値が基準値よりやや高いと指摘され、生活習慣について相談するため、薬局を訪れた。

生活習慣の改善と目標に関する薬剤師の説明として適切でないのはどれか。

問236

55歳男性。身長160cm。体重70kg。会社の事務職をしており、日頃運動不足である。会社の定期健康診断で、HbA1c 値が基準値よりやや高いと指摘され、生活習慣について相談するため、薬局を訪れた。

生活習慣病に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問237

40歳女性。身長156cm。体重65kg。会社を経営し、ストレスを感じている。食生活も不規則で、運動もほとんどしない。最近、急に便秘がひどくなり、お腹が張るようになった。両親とも大腸がんで亡くなっていることから心配になり、相談のため薬局を訪れた。

大腸がんの検査について薬剤師が行う説明として適切なのはどれか。

問238

40歳女性。身長156cm。体重65kg。会社を経営し、ストレスを感じている。食生活も不規則で、運動もほとんどしない。最近、急に便秘がひどくなり、お腹が張るようになった。両親とも大腸がんで亡くなっていることから心配になり、相談のため薬局を訪れた。

大腸がんの発症リスクに関する記述のうち、正しいのはどれか。

問239

74歳男性。認知症。最近、異食をすることがあるため家族は気をつけていたが、一時間ほど目を離した際にエチレングリコール入り保冷剤を飲み込み、嘔気、頭痛、めまいを訴えたため、救急搬送された。

担当医師より、解毒薬のホメピゾール(4-メチルピラゾール)がないか薬剤部に問い合わせがあったが、在庫がなかった。代わりに医師に提案するものとして最も適切なのはどれか。

問240

74歳男性。認知症。最近、異食をすることがあるため家族は気をつけていたが、一時間ほど目を離した際にエチレングリコール入り保冷剤を飲み込み、嘔気、頭痛、めまいを訴えたため、救急搬送された。

エチレングリコールの摂取により、尿細管に不溶性の塩が析出し腎障害が起こることがある。この不溶性の塩を形成するエチレングリコールの代謝物はどれか。

問241

梅雨の時期、雨の降る日が多かったため、学校薬剤師が小学校の屋外プール水について水質検査を実施することにした。

過マンガン酸カリウム消費量を以下の操作により測定した。この測定から求められる過マンガン酸カリウム消費量(mg/L)の値に最も近いのはどれか。1つ選べ。
ただし、過マンガン酸カリウム溶液とシュウ酸ナトリウム溶液のファクターを1.0、KMnO4 の式量を158とする。

【操作】 
検水100mL をとり、これに過マンガン酸カリウム処理硫酸溶液5.0mL を加え、さらに0.0020 mol/L 過マンガン酸カリウム溶液10mL を正確に加えた。
5分間煮沸した後、ただちに0.0050 mol/L シュウ酸ナトリウム溶液10mL を加えて脱色させ、さらに0.0020mol/L 過マンガン酸カリウム溶液で微紅色が消えずに残るまで滴定したところ、3.2mL を要した。

問242

梅雨の時期、雨の降る日が多かったため、学校薬剤師が小学校の屋外プール水について水質検査を実施することにした。

過マンガン酸カリウム消費量に加え、学校薬剤師が行うプール水における水質検査項目はどれか。

問243

病院のスタッフステーションで、感染性廃棄物用の容器の近くの床に注射針が落ちていた。これを拾おうとした医療従事者が誤って指に針を刺してしまった。この病棟には、HIV、B 型肝炎ウイルス又はC 型肝炎ウイルスに感染した患者が入院しているが、指に刺してしまった針が、いずれの患者に使用されたものかは不明であった。事故後、直ちに、この医療従事者の血液検査を行った。

針を刺してしまった医療従事者への対処として、誤っているのはどれか。

問244

病院のスタッフステーションで、感染性廃棄物用の容器の近くの床に注射針が落ちていた。これを拾おうとした医療従事者が誤って指に針を刺してしまった。この病棟には、HIV、B 型肝炎ウイルス又はC 型肝炎ウイルスに感染した患者が入院しているが、指に刺してしまった針が、いずれの患者に使用されたものかは不明であった。事故後、直ちに、この医療従事者の血液検査を行った。

感染性廃棄物に該当しないのはどれか。

問245

66歳男性。内科で処方された以下の薬剤(処方1、2)を指示通りに服用していた。別の病院の泌尿器科を受診し、前立腺肥大症と診断された。泌尿器科で処方された前立腺肥大症治療薬を自宅で服用したところ、ひどい立ちくらみが起こり救急車で搬送され、血圧降下が原因と診断された。

(処方1)
オルメサルタンメドキソミル錠 20mg  1回 1錠( 1日 1錠)
シタグリプチンリン酸塩水和物錠 50mg 1回 1錠( 1日 1錠)
アスピリン腸溶錠 100mg 1回 1錠( 1日 1錠)
ラベプラゾールナトリウム錠 5mg 1回 1錠( 1日 1錠)1日1回 朝食後 28日分

(処方2)
イコサペント酸エチル粒状カプセル 900mg 1回 1包 ( 1日 2包) 1日2回 朝夕食後 28日分

泌尿器科から処方された前立腺肥大症治療薬で、上記処方薬との併用で強い血圧降下の原因となった可能性があるのはどれか。

問246

66歳男性。内科で処方された以下の薬剤(処方1、2)を指示通りに服用していた。別の病院の泌尿器科を受診し、前立腺肥大症と診断された。泌尿器科で処方された前立腺肥大症治療薬を自宅で服用したところ、ひどい立ちくらみが起こり救急車で搬送され、血圧降下が原因と診断された。

(処方1)
オルメサルタンメドキソミル錠 20mg  1回 1錠( 1日 1錠)
シタグリプチンリン酸塩水和物錠 50mg 1回 1錠( 1日 1錠)
アスピリン腸溶錠 100mg 1回 1錠( 1日 1錠)
ラベプラゾールナトリウム錠 5mg 1回 1錠( 1日 1錠)1日1回 朝食後 28日分

(処方2)
イコサペント酸エチル粒状カプセル 900mg 1回 1包 ( 1日 2包) 1日2回 朝夕食後 28日分

この患者で立ちくらみの原因となった薬の作用点はどれか。

問247

62歳女性。毎日午前₁ 時に就寝し、午前₆ 時に起床する規則的な生活をしている。最近寝付きが悪い日が続いた。薬局で睡眠改善薬の一般用医薬品を購入して服用したが、改善されなかった。そこで専門医を受診し、すぐに眠れて朝すっきり起きられるような薬を希望し、睡眠薬が処方されることになった。

処方される薬剤として最も適切なのはどれか。

問248

62歳女性。毎日午前₁ 時に就寝し、午前₆ 時に起床する規則的な生活をしている。最近寝付きが悪い日が続いた。薬局で睡眠改善薬の一般用医薬品を購入して服用したが、改善されなかった。そこで専門医を受診し、すぐに眠れて朝すっきり起きられるような薬を希望し、睡眠薬が処方されることになった。

アモバルビタール錠、スボレキサント錠、エスタゾラム錠、フルニトラゼパム錠、ゾルピデム酒石酸塩錠の作用機序に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問249

45歳男性。「最近、肩こりや腰痛がひどく、寝付きも悪く、しだいに朝起きるのがつらくなった。不安感が強く、仕事が楽しいと感じることもなくなり、職場に行くことが苦痛である。」と訴え心療内科を受診し、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。

(処方1)
ロラゼパム錠 1mg 1回1錠(1日3錠)
チザニジン塩酸塩錠 1mg 1回1錠(1日3錠) 1日3回 朝昼夕食後 7日分

(処方2)
ラメルテオン錠 8mg 1回1錠(1日1錠) 1日1回 就寝前 7日分

お薬手帳記載事項(現在服用中の薬剤)
ニフェジピン徐放錠 40mg(24時間持続)1回1錠(1日1錠)
プラバスタチンナトリウム錠 10mg 1回1錠(1日1錠)

薬剤師の服薬指導の内容として、適切な組み合わせはどれか。

問250

45歳男性。「最近、肩こりや腰痛がひどく、寝付きも悪く、しだいに朝起きるのがつらくなった。不安感が強く、仕事が楽しいと感じることもなくなり、職場に行くことが苦痛である。」と訴え心療内科を受診し、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。

(処方1)
ロラゼパム錠 1mg 1回1錠(1日3錠)
チザニジン塩酸塩錠 1mg 1回1錠(1日3錠) 1日3回 朝昼夕食後 7日分

(処方2)
ラメルテオン錠 8mg 1回1錠(1日1錠) 1日1回 就寝前 7日分

お薬手帳記載事項(現在服用中の薬剤)
ニフェジピン徐放錠 40mg(24時間持続)1回1錠(1日1錠)
プラバスタチンナトリウム錠 10mg 1回1錠(1日1錠)

1週間後、以下の処方3が追加された処方箋を持って、再度薬局を訪れた。

(処方3)
フルボキサミンマレイン酸塩錠25mg 1回 1錠( 1日 2錠) 1日 2回 朝夕食後 7日分

この患者が服用している薬剤の中に追加薬剤と併用禁忌のものが2つあるため、処方を追加した医師に疑義照会を行った。併用によって生じる副作用に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問251

76歳女性。狭心症。大学病院の紹介で、自宅近くの診療所を初めて受診し、以下の処方箋を薬局に持参した。薬剤師が、初回来局である患者の聞き取りを行ったところ、歯科治療中であった。

薬剤師がこの患者に行う指導として、適切な組み合わせはどれか。

問252

76歳女性。狭心症。大学病院の紹介で、自宅近くの診療所を初めて受診し、以下の処方箋を薬局に持参した。薬剤師が、初回来局である患者の聞き取りを行ったところ、歯科治療中であった。

処方された薬物のうち、サイクリックGMP(cGMP)依存性プロテインキナー
ゼを活性化して血管拡張作用を示すのはどれか。

問253

42歳女性。食後、みぞおちに差し込むような痛みが続いたため内科を受診し、胆石症による痛みと診断された。

この患者の治療薬として適切なのはどれか。

問254

42歳女性。食後、みぞおちに差し込むような痛みが続いたため内科を受診し、胆石症による痛みと診断された。


・ウルソデオキシコール酸
・カモスタットメシル酸塩
・ランソプラゾール
・フロプロピオン
・シメチジン


以上のうちから適切と考えられる薬物を選び作用機序に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問255

50歳女性。頻尿、排尿痛があり泌尿器科を受診し、尿道炎と診断され処方(処方1)が出された。同日、歯科にて抜歯し処方(処方2)が出され、近くの薬局にて処方1と2の薬を受け取った。4日後薬局に電話をかけ、「もらった薬は決められたように飲んでいる。痛み止めは昨日まで7回飲んだ。昨日から太ももが痛く、今日は、手足がだるく、足に力が入らず歩けないため仕事を休んだ。このまま薬を服用していいか。」と相談した。来局時、お薬手帳は持参しておらず、聞き取りでは「薬の名前は覚えていないが、他の薬局でもらった骨の薬と、コレステロールの薬と、胃薬を飲んでいる。」とのことであった。そこで、薬剤師が電話口でこの女性にお薬手帳を確認してもらったところ、1年ほど前から他の薬局にて調剤された薬剤を継続服用していることが明らかになった。薬剤師は薬物相互作用を疑い、直ちに処方医に連絡をした。

(処方1)
クラリスロマイシン錠 200mg 1回1錠 (1日2回) 1日 2回 朝夕食後 5日分


(処方2)
ロキソプロフェンナトリウム水和物錠 60mg 1回 1錠 疼痛時 15回分

他の薬局で調剤された薬剤
アルファカルシドールカプセル 0.25μg
ポラプレジンク口腔内崩壊錠 75mg
シンバスタチン錠 10mg

次の作用様式のうち、この患者が服用した薬物のいずれかの作用機序に当てはまるのはどれか。

問256

50歳女性。頻尿、排尿痛があり泌尿器科を受診し、尿道炎と診断され処方(処方1)が出された。同日、歯科にて抜歯し処方(処方2)が出され、近くの薬局にて処方1と2の薬を受け取った。4日後薬局に電話をかけ、「もらった薬は決められたように飲んでいる。痛み止めは昨日まで7回飲んだ。昨日から太ももが痛く、今日は、手足がだるく、足に力が入らず歩けないため仕事を休んだ。このまま薬を服用していいか。」と相談した。来局時、お薬手帳は持参しておらず、聞き取りでは「薬の名前は覚えていないが、他の薬局でもらった骨の薬と、コレステロールの薬と、胃薬を飲んでいる。」とのことであった。そこで、薬剤師が電話口でこの女性にお薬手帳を確認してもらったところ、1年ほど前から他の薬局にて調剤された薬剤を継続服用していることが明らかになった。薬剤師は薬物相互作用を疑い、直ちに処方医に連絡をした。

(処方1)
クラリスロマイシン錠 200mg 1回1錠 (1日2回) 1日 2回 朝夕食後 5日分


(処方2)
ロキソプロフェンナトリウム水和物錠 60mg 1回 1錠 疼痛時 15回分

他の薬局で調剤された薬剤
アルファカルシドールカプセル 0.25μg
ポラプレジンク口腔内崩壊錠 75mg
シンバスタチン錠 10mg

薬剤師が薬物相互作用の原因と考えた薬剤はどれか。

問257

71歳男性。3年前に慢性閉塞性動脈硬化症と診断されたが、自覚症状は無く弾性靴下によるフットケアと運動療法を行っていた。最近、痛みと跛行が出てきたので、薬物療法も実施することとなった。患者は爪白癬治療のためイトラコナゾールを服用中である。

この患者の治療薬として適切でないのはどれか。

問258

71歳男性。3年前に慢性閉塞性動脈硬化症と診断されたが、自覚症状は無く弾性靴下によるフットケアと運動療法を行っていた。最近、痛みと跛行が出てきたので、薬物療法も実施することとなった。患者は爪白癬治療のためイトラコナゾールを服用中である。

1 アルプロスタジル
2 ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩
3 サルポグレラート塩酸塩
4 チクロピジン塩酸塩
5 イコサペント酸エチル

1 ~ 5 に挙げた薬物の作用機序に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問259

71歳男性。3年前に慢性閉塞性動脈硬化症と診断されたが、自覚症状は無く弾性靴下によるフットケアと運動療法を行っていた。最近、痛みと跛行が出てきたので、薬物療法も実施することとなった。患者は爪白癬治療のためイトラコナゾールを服用中である。

1 アルプロスタジル
2 ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩
3 サルポグレラート塩酸塩
4 チクロピジン塩酸塩
5 イコサペント酸エチル

1 ~ 5 に挙げた薬物の作用機序に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問260

71歳男性。3年前に慢性閉塞性動脈硬化症と診断されたが、自覚症状は無く弾性靴下によるフットケアと運動療法を行っていた。最近、痛みと跛行が出てきたので、薬物療法も実施することとなった。患者は爪白癬治療のためイトラコナゾールを服用中である。

1 アルプロスタジル
2 ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩
3 サルポグレラート塩酸塩
4 チクロピジン塩酸塩
5 イコサペント酸エチル

1 ~ 5 に挙げた薬物の作用機序に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問261

35歳女性。体重55kg。C 型慢性肝炎と診断され、治療開始となった。ペグインターフェロンアルファ-2a(週1回皮下注射)での治療が開始され、以下の処方が出された。

(処方1)
シメプレビルナトリウムカプセル 100mg 1回1カプセル( 1日1カプセル 1日1回 朝食後14日分

(処方2)
リバビリン錠 200mg 朝1錠、夕2錠( 1日3錠)1日2回 朝夕食後14日分

この患者に使用する治療薬のC 型肝炎ウイルスに対する作用機序として正しい組み合わせははどれか。

問262

35歳女性。体重55kg。C 型慢性肝炎と診断され、治療開始となった。ペグインターフェロンアルファ-2a(週1回皮下注射)での治療が開始され、以下の処方が出された。

(処方1)
シメプレビルナトリウムカプセル 100mg 1回1カプセル( 1日1カプセル 1日1回 朝食後14日分

(処方2)
リバビリン錠 200mg 朝1錠、夕2錠( 1日3錠)1日2回 朝夕食後14日分

この患者に使用する治療薬のC 型肝炎ウイルスに対する作用機序として正しい組み合わせははどれか。

薬剤師が患者に対して指導・説明する内容として適切な組み合わせはどれか。

問263

35歳女性。体重55kg。C 型慢性肝炎と診断され、治療開始となった。ペグインターフェロンアルファ-2a(週1回皮下注射)での治療が開始され、以下の処方が出された。

(処方1)
シメプレビルナトリウムカプセル 100mg 1回1カプセル( 1日1カプセル 1日1回 朝食後14日分

(処方2)
リバビリン錠 200mg 朝1錠、夕2錠( 1日3錠)1日2回 朝夕食後14日分

この患者に使用する治療薬のC 型肝炎ウイルスに対する作用機序として正しい組み合わせははどれか。

薬剤師が患者に対して指導・説明する内容として適切な組み合わせはどれか。

問264

78歳女性。関節リウマチのためメトトレキサートを服用中。病棟での薬剤管理指導の面談で、最近疲れやすく、口内炎がひどいとの訴えがあった。

検査データ: AST90U/L、ALT 75U/L、MCV 105fL、白血球数1,300/μL、血小板数30,000/μL

医師に対して、この患者への投与を提案する薬剤として最も適切なのはどれか。

問265

78歳女性。関節リウマチのためメトトレキサートを服用中。病棟での薬剤管理指導の面談で、最近疲れやすく、口内炎がひどいとの訴えがあった。

検査データ: AST90U/L、ALT 75U/L、MCV 105fL、白血球数1,300/μL、血小板数30,000/μL

医師に対して、この患者への投与を提案する薬剤として最も適切なものを下記から選び、その薬物の作用機序として正しいのはどれか。

1 ホリナートカルシウム錠
2 トファシチニブクエン酸塩錠
3 デキサメタゾン錠
4 エポエチンアルファ(遺伝子組換え)注射液
5 タクロリムス水和物カプセル

問266

78歳女性。関節リウマチのためメトトレキサートを服用中。病棟での薬剤管理指導の面談で、最近疲れやすく、口内炎がひどいとの訴えがあった。

検査データ: AST90U/L、ALT 75U/L、MCV 105fL、白血球数1,300/μL、血小板数30,000/μL

その後、発熱、乾性咳嗽、息切れがあるとの訴えがあり、検査の結果、メトトレキサートが原因の間質性肺炎が疑われた。
医師に対して、この患者への投与を提案する薬剤として最も適切なのはどれか。

問267

78歳女性。関節リウマチのためメトトレキサートを服用中。病棟での薬剤管理指導の面談で、最近疲れやすく、口内炎がひどいとの訴えがあった。

検査データ: AST90U/L、ALT 75U/L、MCV 105fL、白血球数1,300/μL、血小板数30,000/μL

その後、発熱、乾性咳嗽、息切れがあるとの訴えがあり、検査の結果、メトトレキサートが原因の間質性肺炎が疑われた。
医師に対して、この患者への投与を提案する薬剤として下記のうち最も適切な薬物の薬理作用として正しいのはどれか。

問268

55歳男性。10年前に2型糖尿病と診断され、生活習慣の改善とナテグリニドの服用を開始した。5年前にHbA1c 値が8.4%まで上昇したため、メトホルミン塩酸塩が追加され、その後増量されて以下の処方となった。

(処方1)
メトホルミン塩酸塩錠500mg 1回 1錠( 1日 3錠)
ナテグリニド錠90mg 1回 1錠( 1日 3錠)1日 3回 朝昼夕食直前 30日

処方1に対して、特に注意すべき副作用の初期症状はどれか。

問269

55歳男性。10年前に2型糖尿病と診断され、生活習慣の改善とナテグリニドの服用を開始した。5年前にHbA1c 値が8.4%まで上昇したため、メトホルミン塩酸塩が追加され、その後増量されて以下の処方となった。

(処方1)
メトホルミン塩酸塩錠500mg 1回 1錠( 1日 3錠)
ナテグリニド錠90mg 1回 1錠( 1日 3錠)1日 3回 朝昼夕食直前 30日

各グラフの実線は、ナテグリニド錠を食直前に服用した際の血漿中濃度推移を表す。本剤を食直後に服用した場合、予想される血漿中濃度推移(破線)を表す最も適切なグラフはどれか。

問270

55歳男性。10年前に2型糖尿病と診断され、生活習慣の改善とナテグリニドの服用を開始した。5年前にHbA1c 値が8.4%まで上昇したため、メトホルミン塩酸塩が追加され、その後増量されて以下の処方となった。

(処方1)
メトホルミン塩酸塩錠500mg 1回 1錠( 1日 3錠)
ナテグリニド錠90mg 1回 1錠( 1日 3錠)1日 3回 朝昼夕食直前 30日

この患者は、処方1による治療を行っていたが、血糖コントロール不良状態が3ヶ月続いたため、以下のインスリン製剤を追加することになった。

(処方2)
インスリン デテミル(遺伝子組換え)(300単位/3mL) 1筒1回7単位 1日1回 就寝前

この患者に対する服薬指導に関する記述のうち、適切なのはどれか。

問271

55歳男性。10年前に2型糖尿病と診断され、生活習慣の改善とナテグリニドの服用を開始した。5年前にHbA1c 値が8.4%まで上昇したため、メトホルミン塩酸塩が追加され、その後増量されて以下の処方となった。

(処方1)
メトホルミン塩酸塩錠500mg 1回 1錠( 1日 3錠)
ナテグリニド錠90mg 1回 1錠( 1日 3錠)1日 3回 朝昼夕食直前 30日

この患者は、処方1による治療を行っていたが、血糖コントロール不良状態が3ヶ月続いたため、以下のインスリン製剤を追加することになった。

(処方2)
インスリン デテミル(遺伝子組換え)(300単位/3mL) 1筒1回7単位 1日1回 就寝前

インスリン デテミルに関する記述のうち、正しいのはどれか。

問272

23歳男性。幼児期に喘息と診断され、総合病院の呼吸器内科でテオフィリンが処方され、継続的に服用している。最近、体調を崩し、近所の内科を受診したところ、マイコプラズマ肺炎と診断され、以下の薬剤が投薬された。服用を始めて2日後、男性は夜中に眠れなくなったので、薬剤情報提供書を薬局に持参してかかりつけ薬剤師に相談した。

(処方)
1.シプロフロキサシン錠 200mg 1回 1錠( 1日 2錠) 1日2回朝夕食後 7日分

2.カルボシステイン錠500mg 1回 1錠( 1日 3錠)
アンブロキソール塩酸塩錠15mg 1回 1錠( 1日 3錠)
チペピジンヒベンズ酸塩錠20mg 1回 1錠( 1日 3錠)1日3回朝夕食後 7日分

3.モンテルカスト錠10mg 1回 1錠 ( 1日 1錠)1日1回就寝前 7日分

相談された薬剤師は、テオフィリンとの薬物相互作用による副作用を疑い、内科医に疑義照会した。その際、薬剤師が変更を提案すべき薬剤はどれか。

問273

23歳男性。幼児期に喘息と診断され、総合病院の呼吸器内科でテオフィリンが処方され、継続的に服用している。最近、体調を崩し、近所の内科を受診したところ、マイコプラズマ肺炎と診断され、以下の薬剤が投薬された。服用を始めて2日後、男性は夜中に眠れなくなったので、薬剤情報提供書を薬局に持参してかかりつけ薬剤師に相談した。

(処方)
1.シプロフロキサシン錠 200mg 1回 1錠( 1日 2錠) 1日2回朝夕食後 7日分

2.カルボシステイン錠500mg 1回 1錠( 1日 3錠)
アンブロキソール塩酸塩錠15mg 1回 1錠( 1日 3錠)
チペピジンヒベンズ酸塩錠20mg 1回 1錠( 1日 3錠)1日3回朝夕食後 7日分

3.モンテルカスト錠10mg 1回 1錠 ( 1日 1錠)1日1回就寝前 7日分

前問における薬物相互作用の機序として正しいのはどれか。

問274

76歳男性。1年前より心房細動にて内科を受診してワルファリンを服用しており、その処方は以下のとおりであった。朝食後に忘れず服用していること、他科受診及び併用薬はないこと、納豆は食べていないことを薬剤の交付時に確認していた。

(処方)
ワルファリンK 錠 1mg 1回 2錠( 1日 2錠)1日 1回 朝食後 56日分

本日、本人が妻と一緒に処方箋を持って薬局を訪れた。処方箋を確認したところ、1回 2錠から 1回 4錠に増量となっていた。本人によると、血液検査の結果が悪かったため、増量になったとのことであった。また、妻によると、1ヶ月半前から毎食前にジュースを作って飲ませているとの話であった。

ジュースについて確認したところ、次の食材が含まれているとのことだった。薬剤が増量になった原因として考えられる食材はどれか。

問275

76歳男性。1年前より心房細動にて内科を受診してワルファリンを服用しており、その処方は以下のとおりであった。朝食後に忘れず服用していること、他科受診及び併用薬はないこと、納豆は食べていないことを薬剤の交付時に確認していた。

(処方)
ワルファリンK 錠 1mg 1回 2錠( 1日 2錠)1日 1回 朝食後 56日分

本日、本人が妻と一緒に処方箋を持って薬局を訪れた。処方箋を確認したところ、1回 2錠から 1回 4錠に増量となっていた。本人によると、血液検査の結果が悪かったため、増量になったとのことであった。また、妻によると、1ヶ月半前から毎食前にジュースを作って飲ませているとの話であった。

ジュースについて確認したところ、次の食材が含まれているとのことだった。薬剤が増量になった原因として考えられる食材はどれか。

前問と同じメカニズムによる相互作用の例として、適切なのはどれか。

問276

50歳男性。体重70kg。血清アルブミン値4.1g/dL、血清クレアチニン値₂ . ₀ mg/dL。重症のMRSA 院内感染によりバンコマイシン塩酸塩を 1日 1回間欠点滴投与することになった。初回は負荷投与する予定である。この患者におけるバンコマイシンの分布容積は 0.7L/kg、半減期は 24時間と見積もられている。血液培養の結果、バンコマイシンによる最小発育阻止濃度(MIC)は 1.0μg/mL であった。

バンコマイシン塩酸塩による治療及びTDM に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問277

50歳男性。体重70kg。血清アルブミン値4.1g/dL、血清クレアチニン値₂ . ₀ mg/dL。重症のMRSA 院内感染によりバンコマイシン塩酸塩を 1日 1回間欠点滴投与することになった。初回は負荷投与する予定である。この患者におけるバンコマイシンの分布容積は 0.7L/kg、半減期は 24時間と見積もられている。血液培養の結果、バンコマイシンによる最小発育阻止濃度(MIC)は 1.0μg/mL であった。

2回目投与直前のバンコマイシンの血中濃度が10μg/mL となることを想定し、バンコマイシン塩酸塩の初回負荷投与を行いたい。また、定常状態におけるトラフ値を15μg/mL としたい。バンコマイシンの負荷投与量と維持投与量の組合せとして適切なのはどれか。1つ選べ。

ただし、投与量の計算において、投与に要する時間は投与間隔に対して無視できるほど短いものとし、投与中における体内からのバンコマイシンの消失は無視できるものとする。

問278

69歳男性。7年前から高血圧と糖尿病のため、エナラプリルマレイン酸塩、メトホルミン塩酸塩及びグリメピリドを服用している。これまで特に問題なく過ごしていたが、最近、動悸を感じるようになり病院を受診した。心電図から心房細動と診断され、以下の薬剤が追加処方された。

(処方1)
ベラパミル塩酸塩錠 40mg 1回 1錠( 1日 3錠)1日 3回 朝昼夕食後 7日分


(処方2)
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩カプセル 75mg
1回 2カプセル( 1日 4カプセル) 1日 2回 朝夕食後 7日分

なお、患者の身体所見及び検査値などは次のとおり。身長176cm、体重72kg、血圧148/93 mmHg、体温 37.0℃、心拍数161回/min(不規則)、呼吸数 15回/min、BUN 21mg/dL、Scr 1.7mg/dL、Ccr 42mL/min、AST 14U/L、ALT 16U/L

この患者の薬物治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問279

69歳男性。7年前から高血圧と糖尿病のため、エナラプリルマレイン酸塩、メトホルミン塩酸塩及びグリメピリドを服用している。これまで特に問題なく過ごしていたが、最近、動悸を感じるようになり病院を受診した。心電図から心房細動と診断され、以下の薬剤が追加処方された。

(処方1)
ベラパミル塩酸塩錠 40mg 1回 1錠( 1日 3錠)1日 3回 朝昼夕食後 7日分


(処方2)
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩カプセル 75mg
1回 2カプセル( 1日 4カプセル) 1日 2回 朝夕食後 7日分

なお、患者の身体所見及び検査値などは次のとおり。身長176cm、体重72kg、血圧148/93 mmHg、体温 37.0℃、心拍数161回/min(不規則)、呼吸数 15回/min、BUN 21mg/dL、Scr 1.7mg/dL、Ccr 42mL/min、AST 14U/L、ALT 16U/L

薬剤師は、処方2について減量を考慮すべきと判断した。その理由として適切なのはどれか。

問280

36歳女性。腎移植目的で入院となった。移植に伴いサンディミュン®カプセル、ミコフェノール酸モフェチルカプセル、メチルプレドニゾロン錠を術前より内服することとなり、担当薬剤師が指導を開始した。移植手術は無事に終了し医師の指示によりサンディミュン®カプセルをネオーラル®カプセルに切り替えことになり、引き続き担当薬剤師が指導を継続することになった。

注:サンディミュン®カプセル:シクロスポリンの油性製剤
ネオーラル®カプセル:シクロスポリンの自己乳化型マイクロエマルション製剤

薬剤師がこの患者に行う術前、術後の服薬指導として、適切でないのはどれか。

問281

36歳女性。腎移植目的で入院となった。移植に伴いサンディミュン®カプセル、ミコフェノール酸モフェチルカプセル、メチルプレドニゾロン錠を術前より内服することとなり、担当薬剤師が指導を開始した。移植手術は無事に終了し医師の指示によりサンディミュン®カプセルをネオーラル®カプセルに切り替えことになり、引き続き担当薬剤師が指導を継続することになった。

注:サンディミュン®カプセル:シクロスポリンの油性製剤
ネオーラル®カプセル:シクロスポリンの自己乳化型マイクロエマルション製剤

術前に服用していたシクロスポリンの油性製剤と術後に処方された自己乳化型マイクロエマルション製剤の特徴に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問282

86歳女性。骨粗しょう症で整形外科を受診し薬物治療を受けている。服用している薬剤は以下のとおりであった。

(処方1)
アレンドロン酸ナトリウム錠 35mg 1回 1錠( 1日 1錠)毎週火曜日起床時 4日分(投与実日数)

(処方2)
アルファカルシドール錠 1μng 1回 1錠( 1日 1錠)1日1回 朝食後 28日分

しかし、最近になりアレンドロン酸ナトリウム錠が大きいために嚥下が困難になったので、薬局を訪れた。担当した薬剤師が医師に連絡したところ、次回より以下の処方に変更することになった。

(処方1)
アレンドロン酸ナトリウム水和物経口ゼリー剤 35mg 1回 1包( 1日 1包)毎週火曜日起床時 4日分(投与実日数)

(処方2)
アルファカルシドール錠 1μg 1回 1錠( 1日 1錠)1日1回 朝食後 28日分

処方箋を受け取った薬剤師は、すでに服用している錠剤の基本的な服用法を患者に対して再確認した。次に、このゼリー剤で注意することについて、新たに追加説明を行うことにした。その追加の内容として適切なのはどれか。

問283

86歳女性。骨粗しょう症で整形外科を受診し薬物治療を受けている。服用している薬剤は以下のとおりであった。

(処方1)
アレンドロン酸ナトリウム錠 35mg 1回 1錠( 1日 1錠)毎週火曜日起床時 4日分(投与実日数)

(処方2)
アルファカルシドール錠 1μng 1回 1錠( 1日 1錠)1日1回 朝食後 28日分

しかし、最近になりアレンドロン酸ナトリウム錠が大きいために嚥下が困難になったので、薬局を訪れた。担当した薬剤師が医師に連絡したところ、次回より以下の処方に変更することになった。

(処方1)
アレンドロン酸ナトリウム水和物経口ゼリー剤 35mg 1回 1包( 1日 1包)毎週火曜日起床時 4日分(投与実日数)

(処方2)
アルファカルシドール錠 1μg 1回 1錠( 1日 1錠)1日1回 朝食後 28日分

本経口ゼリー剤の添加剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。なお、本経口ゼリー剤には、添加剤としてカラギーナン、ローカストビーンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、グリセリン、D-ソルビトール、クエン酸ナトリウム、
パラオキシ安息香酸プロピルが含まれる。

問284

2歳男児。夕方に発熱があり、同時に痙れんが起こったので近所の小児科を受診した。その後、母親が処方箋を薬局に持参した。その処方内容は以下のとおりであった。

(処方1)
アセトアミノフェン坐剤 100mg 1回 1個 発熱時 6回分(全 6種)

(処方2)
ジアゼパム坐剤 4mg 1回 1個 発熱時 4回分(全 4種)

注:アセトアミノフェン坐剤の基剤:ハードファット
ジアゼパム坐剤の基剤:マクロゴール

薬剤師が坐剤の使用経験を確認したところ、坐剤の併用は初めてとのことであった。そこで、この2種類の坐剤の併用方法について説明した。その内容として適切なのはどれか。

問285

2歳男児。夕方に発熱があり、同時に痙れんが起こったので近所の小児科を受診した。その後、母親が処方箋を薬局に持参した。その処方内容は以下のとおりであった。

(処方1)
アセトアミノフェン坐剤 100mg 1回 1個 発熱時 6回分(全 6種)

(処方2)
ジアゼパム坐剤 4mg 1回 1個 発熱時 4回分(全 4種)

注:アセトアミノフェン坐剤の基剤:ハードファット
ジアゼパム坐剤の基剤:マクロゴール

前問の投与順を選択した理由として適切なのはどれか。

問286

52歳男性。食道がんの手術後に完全静脈栄養による治療を受けていた。ビタミンB1 不足による乳酸アシドーシスの疑いでチアミン塩化物塩酸塩を急速静注したが、効果が不十分であったため7%炭酸水素ナトリウム注射液40mL を輸液500mL に混合して点滴投与する予定である。

2種以上の注射剤・輸液剤を混合する際に生じる配合変化について、誤っているのはどれか。

問287

52歳男性。食道がんの手術後に完全静脈栄養による治療を受けていた。ビタミンB1 不足による乳酸アシドーシスの疑いでチアミン塩化物塩酸塩を急速静注したが、効果が不十分であったため7%炭酸水素ナトリウム注射液40mL を輸液500mL に混合して点滴投与する予定である。

表は、各輸液の成分濃度を示している。炭酸水素ナトリウム注射液との混合で、配合変化が生じる可能性が最も高い輸液剤はどれか。1つ選べ。ただし、電解質の濃度はmEq/L、ブドウ糖の濃度はw/v%である。

問288

24歳男性。悪性リンパ腫に対して外来化学療法を実施予定である。外来化学療法室で、薬剤師がレジメンチェックを行った。

医師に確認又は提案すべき内容として適切な組み合わせはどれか。

問289

24歳男性。悪性リンパ腫に対して外来化学療法を実施予定である。外来化学療法室で、薬剤師がレジメンチェックを行った。

R-CHOP 療法の実施により、急に尿量の減少と浮腫を認めたため外来受診した。その際に血液検査で認められる異常所見として可能性が高いのはどれか。

問290

68歳男性。体重60kg。高血圧症及び便秘のため下記の処方薬を服用していた。患者は日中に町内会の夏祭りの準備をしており、水分摂取を忘れるほど夢中に作業をしたところ、体調不良となり救急搬送された。救急搬送時の体温は38.5℃。血液検査で、血清クレアチニン値が前回受診時の0.8mg/dL から2.5mg/dL へと上昇しており、急性腎不全の診断となった。

この患者の薬学的管理に関する提案のうち、適切でないのはどれか。

問291

68歳男性。体重60kg。高血圧症及び便秘のため下記の処方薬を服用していた。患者は日中に町内会の夏祭りの準備をしており、水分摂取を忘れるほど夢中に作業をしたところ、体調不良となり救急搬送された。救急搬送時の体温は38.5℃。血液検査で、血清クレアチニン値が前回受診時の0.8mg/dL から2.5mg/dL へと上昇しており、急性腎不全の診断となった。

この患者の薬学的管理に関する提案のうち、適切でないのはどれか。

問292

68歳男性。体重60kg。高血圧症及び便秘のため下記の処方薬を服用していた。患者は日中に町内会の夏祭りの準備をしており、水分摂取を忘れるほど夢中に作業をしたところ、体調不良となり救急搬送された。救急搬送時の体温は38.5℃。血液検査で、血清クレアチニン値が前回受診時の0.8mg/dL から2.5mg/dL へと上昇しており、急性腎不全の診断となった。

急性腎不全の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問293

74歳男性。喘息にて近医から下記の薬剤(処方 1及び処方 2)が処方されていた。呼吸困難を自覚しており、禁煙したにもかかわらず、症状が改善しないため、呼吸器内科を受診したところ、新たにCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と診断され、追加の処方(処方 1)が行われた。

吸入剤の服薬指導に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問294

74歳男性。喘息にて近医から下記の薬剤(処方 1及び処方 2)が処方されていた。呼吸困難を自覚しており、禁煙したにもかかわらず、症状が改善しないため、呼吸器内科を受診したところ、新たにCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と診断され、追加の処方(処方 1)が行われた。

本患者の肺機能検査の結果、以下のような検査値が得られた。また、緑内障を合
併していないことを確認した。本患者の病態及び薬物治療における注意点として、
正しいのはどれか。

努力肺活量(FVC)2.72L(予測値:2.98L)、1秒量(FEV1.0)1.42L(予測値:
1.86L)、PaO₂75 Torr、PaCO₂46Torr、血液pH7.37

問295

28歳女性。1ヶ月ぐらい前から動悸、手指の震えがあり、発汗が多くなったため近医を受診したところ、バセドウ病と診断され下記の薬剤が処方された。

(処方)
プロピルチオウラシル錠 50mg 1回 2錠( 1日 6錠)1日 3回 朝昼夕食後 28日分

患者への説明として適切な組み合わせはどれか。

問296

28歳女性。1ヶ月ぐらい前から動悸、手指の震えがあり、発汗が多くなったため近医を受診したところ、バセドウ病と診断され下記の薬剤が処方された。

(処方)
プロピルチオウラシル錠 50mg 1回 2錠( 1日 6錠)1日 3回 朝昼夕食後 28日分

服薬を開始して2週間後に38.5℃の発熱と強い咽頭痛を認めたため受診した。
血液検査では、赤血球数390×10⁴ /μL、ヘモグロビン12.2g/dL、白血球数1,000 /μL、好中球数350/μL、血小板数44×10⁴ /μL、CRP6.7mg/dL であった。

本症例の今後の薬物治療として適切なのはどれか。

問297

26歳男性。統合失調症の診断を受け、ハロペリドールを処方されていた。
手の震え、体のこわばりやアカシジア(静座不能)などの副作用の出現により服薬を自己中断するため、入退院を繰り返している。3ヶ月前から以下の処方に変更となった。

この患者の病態及び治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問298

26歳男性。統合失調症の診断を受け、ハロペリドールを処方されていた。
手の震え、体のこわばりやアカシジア(静座不能)などの副作用の出現により服薬を自己中断するため、入退院を繰り返している。3ヶ月前から以下の処方に変更となった。

薬剤師が患者の訴えを医師に伝えたところ、代替薬を検討することになった。副作用発現の観点から推奨できる薬物として、最も適切なのはどれか。

問299

56歳男性。以下の処方箋を持って薬局を訪れた。足裏と足側面にかゆみ、水疱、皮膚の剥離などの症状が出現し、皮膚科外来を受診したとのことであった。

(処方)
ラノコナゾールクリーム 1% 10g 6本 1回適量 1日 1回 塗布

この外用剤を使用する際に伝えるべき注意点として、適切なのはどれか。

問300

56歳男性。以下の処方箋を持って薬局を訪れた。足裏と足側面にかゆみ、水疱、皮膚の剥離などの症状が出現し、皮膚科外来を受診したとのことであった。

(処方)
ラノコナゾールクリーム 1% 10g 6本 1回適量 1日 1回 塗布

この患者の病態と処方薬に関する記述のうち、誤っているのはどれか。

問301

50歳男性。庭で草むしり中にハチに刺された。その直後に全身の瘙痒感と発赤が認められ、口唇部から頸部にかけての違和感と呼吸苦が出現した。40分後に救急搬送され、治療が開始された。搬送時には、頸部、体幹、四肢に広く膨隆疹、頭部顔面全体に発赤腫脹を認め、意識はもうろう状態であった。

この患者の病態や症状に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問302

50歳男性。庭で草むしり中にハチに刺された。その直後に全身の瘙痒感と発赤が認められ、口唇部から頸部にかけての違和感と呼吸苦が出現した。40分後に救急搬送され、治療が開始された。搬送時には、頸部、体幹、四肢に広く膨隆疹、頭部顔面全体に発赤腫脹を認め、意識はもうろう状態であった。

初療段階でこの患者に使用する注射薬として適切でないのはどれか。

問303

70歳女性。3日前から全身倦怠感、前日から 38℃台の発熱があった。起床時に立ち上がることができなかったため、救急搬送された。

薬剤師が推奨すべき抗菌薬として、最も適切なのはどれか

問304

70歳女性。3日前から全身倦怠感、前日から 38℃台の発熱があった。起床時に立ち上がることができなかったため、救急搬送された。

本患者は敗血症と診断された。本患者の病態及び薬物治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問305

68歳男性。肝細胞がんによる肝部分切除後に痛みが出現したため疼痛治療を開始した。 1ヶ月前から医療用麻薬が導入され、2週間前に増量された。今回、肝細胞がん再発の治療のため入院となった。緩和ケアチームの薬剤師は、患者へのインタビューにより、「痛みのコントロールは良好だが、2週間ほど前から眠気が強くなり昼間でも傾眠傾向あり」との情報を得た。

薬剤師は患者の眠気の原因を考察した結果、モルヒネ硫酸塩水和物から他の鎮痛薬への変更の必要性を医師に相談することにした。薬剤師が推奨すべき薬物として、適切なのはどれか。

問306

68歳男性。肝細胞がんによる肝部分切除後に痛みが出現したため疼痛治療を開始した。 1ヶ月前から医療用麻薬が導入され、2週間前に増量された。今回、肝細胞がん再発の治療のため入院となった。緩和ケアチームの薬剤師は、患者へのインタビューにより、「痛みのコントロールは良好だが、2週間ほど前から眠気が強くなり昼間でも傾眠傾向あり」との情報を得た。

この患者の病態と薬物治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問307

産婦人科の医師から、医薬品情報室に「帝王切開前の皮膚消毒に用いる消毒薬として、クロルヘキシジンとポビドンヨードのどちらが手術部位感染を予防するのに良いか。」との問い合わせがあった。情報収集の結果、クロルヘキシジン( 2%クロルヘキシジングルコン酸塩+イソプロピルアルコール)群と、ポビドンヨード( 8.3%ポビドンヨード+イソプロピルアルコール)群を比較した論文を見出し、表に基づいて説明した。

薬剤師の説明として、適切なのはどれか。

問308

産婦人科の医師から、医薬品情報室に「帝王切開前の皮膚消毒に用いる消毒薬として、クロルヘキシジンとポビドンヨードのどちらが手術部位感染を予防するのに良いか。」との問い合わせがあった。情報収集の結果、クロルヘキシジン( 2%クロルヘキシジングルコン酸塩+イソプロピルアルコール)群と、ポビドンヨード( 8.3%ポビドンヨード+イソプロピルアルコール)群を比較した論文を見出し、表に基づいて説明した。

薬剤師の説明として、適切なのはどれか。

問309

産婦人科の医師から、医薬品情報室に「帝王切開前の皮膚消毒に用いる消毒薬として、クロルヘキシジンとポビドンヨードのどちらが手術部位感染を予防するのに良いか。」との問い合わせがあった。情報収集の結果、クロルヘキシジン( 2%クロルヘキシジングルコン酸塩+イソプロピルアルコール)群と、ポビドンヨード( 8.3%ポビドンヨード+イソプロピルアルコール)群を比較した論文を見出し、表に基づいて説明した。

この研究に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問310

69歳女性。皮膚科を受診し、四肢の皮膚湿疹に対して以下の処方箋を持ち、初めてこの薬局を訪れた。薬剤師が薬を取りそろえる前にお薬手帳で併用薬を確認したところ、女性はラタノプロスト点眼液を処方されていた。なお、副作用歴やアレルギー歴は無いとのことであった。女性は今回の処方薬を初めて使用する。

処方監査に基づく疑義照会について正しいのはどれか。

問311

69歳女性。皮膚科を受診し、四肢の皮膚湿疹に対して以下の処方箋を持ち、初めてこの薬局を訪れた。薬剤師が薬を取りそろえる前にお薬手帳で併用薬を確認したところ、女性はラタノプロスト点眼液を処方されていた。なお、副作用歴やアレルギー歴は無いとのことであった。女性は今回の処方薬を初めて使用する。

これらの処方の疑義照会において、変更を提案すべき処方はどれか。

問312

薬局並びに店舗販売業及び配置販売業の業務を行う体制を定める省令(以下「体制省令」という。)には、薬局において調剤の業務に係る医療の安全を確保するために必要な措置として、従業者に対する研修が定められている。この研修として、薬局の過去のヒヤリ・ハット事例報告を薬剤師全員で確認し、以下の事例を検討した。

この事例から取り間違いの再発を防止する方法として、適切でないのはどれか。

問313

75歳男性。パーキンソン病が進行し、レボドパ製剤に加えてセレギリン塩酸塩錠が併用されることとなった。この医療機関では、併用することとなったセレギリン塩酸塩錠は初めての採用である。薬剤師は、この患者に対して非運動症状(うつ症状、頻尿、便秘、睡眠障害など)の改善のために同時に処方される可能性がある薬剤の併用の可否及び薬剤の取扱いについて確認した。

次の薬剤のうち、この男性に併用できないのはどれか

問314

75歳男性。パーキンソン病が進行し、レボドパ製剤に加えてセレギリン塩酸塩錠が併用されることとなった。この医療機関では、併用することとなったセレギリン塩酸塩錠は初めての採用である。薬剤師は、この患者に対して非運動症状(うつ症状、頻尿、便秘、睡眠障害など)の改善のために同時に処方される可能性がある薬剤の併用の可否及び薬剤の取扱いについて確認した。

セレギリン塩酸塩錠の取扱いとして正しいのはどれか。

問315

76歳男性。脳梗塞の既往と高血圧、脂質異常症(高脂血症)、不眠、便秘のため、以下の処方により治療を継続中である。薬局での服薬指導時に、患者から最近便が黒っぽいとの訴えがあった。薬剤師が主治医に連絡したところ、精密検査により大腸がんが見つかり、3ヶ月後に切除手術を受けることになった。

入院手術前に医師と協議の上、この薬剤師が薬学的管理をすることになった。上記の処方の中で、休薬の必要性が高い組み合わせはどれか。

問316

76歳男性。脳梗塞の既往と高血圧、脂質異常症(高脂血症)、不眠、便秘のため、以下の処方により治療を継続中である。薬局での服薬指導時に、患者から最近便が黒っぽいとの訴えがあった。薬剤師が主治医に連絡したところ、精密検査により大腸がんが見つかり、3ヶ月後に切除手術を受けることになった。

その後、手術では患部を取りきれず、退院時の見込みでは、日常生活を送る上で介護を要するであろうとのことであった。介護保険制度に照らした当該患者に関する記述のうち、正しいのはどれか。

問317

72歳男性。男性の家族が処方箋を持って薬局を訪れた。薬を取りそろえる前に薬剤師が家族に服薬状況を確認したところ、錠剤やカプセル剤のような固形物の服用が難しいことが判明した。処方箋はすべて一般名処方であり、患者の希望があるので後発医薬品での調剤が可能である。

薬剤師は処方医に疑義照会を行い、対応策を提案することにした。この患者の特
性に合わせた対応策として、適切なのはどれか。

問318

72歳男性。男性の家族が処方箋を持って薬局を訪れた。薬を取りそろえる前に薬剤師が家族に服薬状況を確認したところ、錠剤やカプセル剤のような固形物の服用が難しいことが判明した。処方箋はすべて一般名処方であり、患者の希望があるので後発医薬品での調剤が可能である。

この調剤を行った保険薬局は、健康保険制度に基づいて調剤報酬を請求できる。
次の図は、一般的な調剤報酬の請求、審査、支払いの仕組みであり、①から⑤までは、次の用語のいずれかが当てはまる。

・一部負担金等の支払い
・審査済の請求書送付
・調剤報酬の支払い
・調剤報酬の請求
・保険料の支払い

図において、「調剤報酬の請求」はどれか。1つ選べ。

問319

保険薬局で保険薬剤師が、先発医薬品から後発医薬品への変更調剤などを行う際の留意点及び患者への説明内容について確認した。

変更調剤などを行う際の留意点に関する記述のうち、正しいのはどれか。
ただし、後発医薬品へ変更が可能な処方箋を応需した場合とする。

問320

保険薬局で保険薬剤師が、先発医薬品から後発医薬品への変更調剤などを行う際の留意点及び患者への説明内容について確認した。

後発医薬品へ変更する場合の患者への説明内容として、正しい組み合わせはどれか。

問321

72歳男性。通院困難なため在宅医療を受けている。医師の訪問時に男性の家族より、夜になると咳が止まらなくなり本人が眠れていないことが伝えられた。診察の結果、次の薬剤が処方され、薬剤師が在宅にて対応することとなった。

3日後、薬剤師が訪問したところ、家族から症状も改善されず痰もつまっていると報告を受けた。薬剤師が医師に対して行う提案として適切なのはどれか。

問322

72歳男性。通院困難なため在宅医療を受けている。医師の訪問時に男性の家族より、夜になると咳が止まらなくなり本人が眠れていないことが伝えられた。診察の結果、次の薬剤が処方され、薬剤師が在宅にて対応することとなった。

当該患者に対して、保険薬局の保険薬剤師が医療保険で行う訪問薬剤管理指導に関する記述のうち、適切なのはどれか。

問323

平成 29年 5月 2日(火)午後 7時に 50代女性が母(78歳)の薬のことで自宅近くの薬局を訪れた。その女性の母は整形外科に通院しており、毎週金曜日に受診して薬を処方してもらっているが、ゴールデンウィークで整形外科が 5月 7日(日)まで休診であった。週明けに受診する予定だが手持ちの薬を本日で飲み切ってしまい、本人が不安を訴えているが、医師に連絡がとれないとのことであった。お薬手帳の記載内容は以下のとおり。

薬剤師の対応として適切なのはどれか。

問324

平成 29年 5月 2日(火)午後 7時に 50代女性が母(78歳)の薬のことで自宅近くの薬局を訪れた。その女性の母は整形外科に通院しており、毎週金曜日に受診して薬を処方してもらっているが、ゴールデンウィークで整形外科が 5月 7日(日)まで休診であった。週明けに受診する予定だが手持ちの薬を本日で飲み切ってしまい、本人が不安を訴えているが、医師に連絡がとれないとのことであった。お薬手帳の記載内容は以下のとおり。

ロキソプロフェンナトリウム製剤には、医療用医薬品のほか、要指導医薬品及び
一般用医薬品がある。要指導医薬品及び一般用医薬品に関する記述のうち、正しい
のはどれか。

問325

いつも薬局を訪れる女性の患者から「かかりつけ薬剤師という言葉をテレビで聞いたが、何をしてくれるのですか」と薬剤師に質問があった。

質問を受けた薬剤師は患者にかかりつけ薬剤師について説明した。その内容として、適切でないのはどれか。

問326

いつも薬局を訪れる女性の患者から「かかりつけ薬剤師という言葉をテレビで聞いたが、何をしてくれるのですか」と薬剤師に質問があった。

国民がかかりつけ薬剤師を適切に選択するためには、薬局に関する情報が十分に提供されている必要がある。このため、薬局開設者には、医療を受ける者が薬局の選択を適切に行うために必要な情報として厚生労働省令で定める事項を都道府県知事に報告することなどが義務づけられている。薬局に関する情報の報告について、誤っているのはどれか。

問327

85歳女性。独居。かかりつけ医を受診し、処方箋を持って薬局を訪れた。
薬剤を受け取って帰宅後にこの女性から薬局に電話があり、「薬を飲んだあと首のまわりが赤くなってきた」とのことだった。

薬剤師が行う対応として、優先度が高いのはどれか。

問328

85歳女性。独居。かかりつけ医を受診し、処方箋を持って薬局を訪れた。
薬剤を受け取って帰宅後にこの女性から薬局に電話があり、「薬を飲んだあと首のまわりが赤くなってきた」とのことだった。

この患者が、この電話対応から 2週間後に来局したとき、相談する相手もなく心細い様子だった。この患者への対応として、適切でないのはどれか。

問329

50歳男性。28歳の時に胃の全摘出手術を受け、術後5年間は定期的に検査を受けていたが、それ以降は通院していなかった。数週間前より疲れやすくなり、食欲も減退したことから、クリニックを受診した。受診時には皮膚蒼白であった。血液検査の結果は以下の通りであった。

この患者に欠乏していると考えられる栄養素として適切なのはどれか。

問330

26歳男性。 1日数回の下痢を繰り返し、また、血便が出ていたので近医を受診した。検査の結果、潰瘍性大腸炎と診断され、メサラジン錠を用いた治療を開始した。 2年後、出血性下痢の増加と腹痛を認めるようになり、薬物はメサラジン錠とプレドニゾロン錠の併用に変更になった。
この患者の病態と薬学的管理について適切でないのはどれか。

問331

8歳男児。湿疹により皮膚科を受診した。母親が処方箋を持って薬局を訪れた。

(処方)
レボセチリジン塩酸塩錠 5mg 1回 0.5錠( 1日 1錠) 1日 2回 朝食後・就寝前 7日分

母親からの聞き取りで錠剤が飲めないことが判明したため、処方医に疑義照会してレボセチリジン塩酸塩シロップ 0.05%への処方変更を提案した。提案した処方薬の1回量及び全量として正しいのはどれか。

問332

58 歳男性。CD20陽性のびまん性大細胞型B 細胞性リンパ腫と診断され、R-CHOP 療法による治療が行われることになり、薬剤師は以下の処方を確認した。

担当医師に提案すべき内容として、適切な組み合わせはどれか。

問333

腎機能不全に対する配慮が必要な患者に高カロリー輸液の調製を行う際、ブドウ糖含有率 50%の基本輸液 500 mL、脂肪乳剤(ダイズ油₂₀%)100mL、高カロリー輸液用微量元素製剤(2mL)、総合ビタミン剤(5mL)を準備した。この組成に加える総窒素量8.1 mg/mL の総合アミノ酸輸液の量として最も近いのはどれか。

ただし、NPC/N 比を400、脂肪乳剤(ダイズ油20%)100mL に含まれる熱量を 200kcal とする。

問334

細菌、真菌、ウイルス感染の拡大防止に用いるため、次亜塩素酸ナトリウム濃度6%の消毒薬を購入した。
0.02%(200ppm)次亜塩素酸ナトリウム消毒液 1Lを調製する方法として正しいのはどれか。

問335

注射液A(pH 3.4,2mL/アンプル)、注射液B(pH 8.6,2mL/アンプル)及び注射液C(pH 9.1,10mL/アンプル)をシリンジ内で混合する。

薬剤師は各注射液のpH 変動スケールに基づいて薬剤の調製を検討した。

混合の可否及び順序として最も適切なのはどれか。

問336

52 歳男性。腰痛のためロキソプロフェンNa を服用している。全身倦怠感が続いたため受診した。検査の結果、薬物の長期服用による慢性肝疾患が疑われ入院した。肝機能に関する検査値は以下の通りである。ただし、( )内は正常上限値とする。

この患者の治療に推奨する薬物はどれか。

問337

74歳男性。4 年前に前立腺癌Stage Ⅲとの診断により内分泌療法が開始された。今回、内分泌療法抵抗性となったため、「ドセタキセル75mg/m²、1日 1回、1時間かけて点滴投与、3週間毎」を開始した。
化学療法施行中、患者から「注射している所がひりひりして痛い」との訴えがあった。薬剤師が確認したところ、左前腕の点滴ルート刺入部位に腫脹を認め、薬液が皮下に漏出していた。

連絡を受けた医師が直ちに点滴の注入を止めた。この患者に対する対応として、
適切な組み合わせはどれか。

問338

我が国において健康被害をもたらし社会問題となった薬物とその症状又は疾病の組合せのうち、誤っているのはどれか。

問339

汎発性血管内血液凝固症の治療のため下腿末梢静脈からガベキサートメシル酸塩(以下GM と略す)を点滴投与していた患者に、投与開始₆ 日後になって注射部位から血管に沿って静脈炎が生じた。同様事例の予防のため、考えられる対策として誤っているのはどれか。

問340

65歳男性。 3年前から高血圧症を指摘され、治療中である。 5ヶ月前から空咳が続き、検診で右肺に陰影を指摘されていた。最近は血痰が混じるようになり、精査加療目的のため入院となった。精査の結果、非小細胞肺がん(扁平上皮がん、stage Ⅳ)と診断された。

【患者情報・検査値】
身長 165cm、体重 60kg、体表面積 1.6m²、血圧120/75mmHg、脈拍 65回/min 喫煙歴 40年( 30本/日)

この患者の肺がん発症リスクの指標となるブリンクマン指数はどれか。

問341

28歳男性。双極性障害のために炭酸リチウム錠とバルプロ酸ナトリウム徐放錠で治療を行っている。今回、うつ症状の改善がみられないため、主治医よりラモトリギン錠を追加したいと薬剤部に相談があった。
バルプロ酸ナトリウム徐放錠とラモトリギン錠の併用に関する情報提供の内容について適切なのはどれか。

問342

58歳男性。尿路結石の既往歴あり。健康診断で尿酸値が高いことを指摘され、受診を勧められた。現在は痛風関節炎等の症状は認められないが、近医を受診した。検査の結果、尿酸排泄低下型の高尿酸血症と診断され、薬物治療を行うことに
なった。

本患者の治療に用いられる薬物として最も適切なのはどれか。

問343

医療の高度化と専門化、さらにヘルスケアの医療概念の拡大に伴って患者・クライアント自身の主観的な価値判断を抜きにして医療を実践することができなくなってきている。このような中、医療の高度専門化やチーム医療への対応を妨げるのはどれか。

問344

36歳女性。重症嘔吐と摂食不良により、低カリウム血症となり、L-アスパラギン酸K 注射液を投与することになった。

この注射処方箋で疑義照会すべき内容はどれか。

問345

68歳男性。交通外傷で右上腕を開放骨折していることが判明し、骨接合術が予定された。術前管理として薬剤師が持参薬を確認した。次の持参薬の中で手術に向けて注意の必要な薬物はどれか。

問346

68歳男性。交通外傷で右上腕を開放骨折していることが判明し、骨接合術が予定された。術前管理として薬剤師が持参薬を確認した。次の持参薬の中で手術に向けて注意の必要な薬物はどれか。

問347

APPROACH-J は、冠動脈疾患一次予防高リスク群の脂質異常症患者に対する脂質管理目標値の妥当性及び生活習慣の改善が脂質コントロールに及ぼす影響を明らかにすることを目的に実施された日本人の治療実態下における実践的研究である。APPROACH-J では各項目の遵守をスコア化し、以下の図に示す結果が得られた。

グラフから読み取れることとして、適切なのはどれか。

問348

35歳男性。乗物酔い防止薬の購入のため薬局を訪れた。男性は、自分と5歳の子供の両方が服用できる一般用医薬品を希望している。子供は錠剤やカプセル剤を服用できる。

薬剤師がこの男性に勧める医薬品の成分と用量として適切な組み合わせはどれか。